根拠 ページ24
貴方said
昼食は何事もなく終わり(と言うかご飯ごとに何かあったら私の心臓が持たないから無くて良いんだが)再び書類へと目を向ける。
グルッペンの渡してくれた書類は重要機密な書類ではなく、この国の…例えば夕張メロンの自給率だったり、そんな内容のものばかり。
さらには誰でも簡単に纏められそうな書類ばかりで。ひどく簡単なものだった。
今もそう。目の前の書類を完成させてしまえば一息つく。そして暇さ故にグルッペンの方をチラリと見た。
『…ねぇ、グルッペン。』
声を掛けると、グルッペンは書類から手を離すことなく答える。
グル「どうした。渡した書類でも完成したのか。」
『あぁ、これは終わったけれども。そうではなくて』
椅子から立ち上がりグルッペンへと書類を渡す。グルッペンは書類から目を離し、渡した書類を受け取った。
グル「ならなんだ。次の仕事が欲しいのか」
『まだ仕事があるなら遠慮なく渡してくれて構わない。でも、それでもなくて。
─── グルッペンは、私に殺されることを想定していないの？』
…少し、引っかかっていた。私はてっきり私の部屋で書類作成でもするものだと思っていたのに、ご丁寧にグルッペンの隣という席を用意してくれた。
なのに、ゾムやシャオロンと言う護衛もつけず、私とこの部屋で2人きり。…まるで暗殺をしてくれと言っているみたいじゃないか。
訝しげな顔をしている私とはどこか対照的に、グルッペンは笑い出す。
グル「…ハッ、Aがそんな質問をしてきている時点でそんな想定はしとらんよ」
『どうして』
堪らず、私は首を傾げた。
グル「まず、俺を殺そうとしているのならそんな質問はせずにすぐに俺を殺しているだろう。
それに、お前は馬鹿ではない。俺を殺してしまったら、俺の仲間によって祖国が占領されてしまうのをしっかりと理解している。それに── 」
唐突に、腕を引かれる。
咄嗟の対応が出来ずに、前に倒れ込んでしまえばグルッペンに抱きつく形になった。
ここぞとばかりにグルッペンは、私の腰に手を回してくる。
グル「─── 既に俺に心を開き始めている。これこそが、Aが俺を殺せないと考えている証拠だゾ」
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グなんちゃら好き - ヤバいめっちゃ好きです…夢主ちゃんがめちゃクソ可愛くて、グルさんも夢主ちゃんに対して悪戯っぽい所とか妖艶さが堪らないですね！(笑)面白くて続きがとても気になります。体調に気をつけて更新頑張って下さい笑 (2018年1月6日 8時) (
レス) id: 7a0b0fb690 (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - フォローしに行きました！ (2017年10月30日 0時) (レス) id: 22644d6212 (このIDを非表示/違反報告)
さーめん(プロフ) - カノンさん» 作りましたので…良ければよろしくお願いします…(〃・д・) -д-)) (2017年10月30日 0時) (レス) id: 382426bc44 (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - そう言ってもらえて嬉しいです。分かります、私も占ツク用で作りました。もし作ったらすぐに申請しに行きます！ (2017年10月29日 20時) (レス) id: 86d0803784 (このIDを非表示/違反報告)
さーめん - カノンさん» 元々長編見てました…最近短編見て物凄いテンション上がってます…好きです…(語彙力)Twitterはやっているのですが、周りにバレたく無いので占ツク用垢作るか迷っている状態です…。 (2017年10月29日 18時) (レス) id: 382426bc44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーめん | 作成日時：2017年10月13日 22時
