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A side
翌朝、目を覚ますとそこはベッドの中だった。
身体を起こせば、昨日の酒がズキズキと頭を縛り付ける。
あぁ…昨日、どうやって帰ってきたんだっけ、
必死に頭をフル回転させてみるけれど、深澤とごはんに行った途中からの記憶があやふやになっている。
とりあえず水飲も、
ベッドから足を下ろし、リビングへ向かうとキッチンに立つ康二の姿が見えた。
「康二、おはよ」
「Aちゃん、おはよ。どう？二日酔いじゃない？」
「…めっちゃ頭痛い」
「やろうな」
昨日もめっちゃ酔っ払っててんからそりゃそうやろな、と康二はケタケタと笑う。
「昨日どうやって帰ってきたのか全然記憶ない」
いつもは外にいる間は、しっかりしなければと思ってどんなに飲んでも酒に呑まれてしまうようなことはなかった。
だから記憶が途切れていたとしてもそれは家の中だけの出来事だけだった。
「俺、迎えに行ったんやで」
「うっそ、」
「深澤さんって人から電話来た時はめっちゃ焦ったわ。Aちゃんやと思って出たら男の人の声やから、なんか俺一人でテンパってしもた」
康二はそう言って笑う。
康二には悪いけれど、テンパって慌てふためく康二が簡単に想像出来て、思わず口から笑いが零れる。
「笑うなや、こっちはほんまびっくりしてんから」
「ふふっ、ごめん、でも、ははっ、」
「あんなぁほんま心配したんやからな」
小さく小突かれた肩から康二の体温が伝わる。
「Aちゃん、なんか飲む？水？」
「ん、ちょーだい」
「あとはなんか食べたいもんある？」
「卵粥」
康二から受け取った水を口に含みながら、康二の言葉にかぶせ気味に答えると「ほんま好きやな」と康二は眉を下げる。
「今作るからソファ座って待っとき」
「ん、ありがと」
少しふわふわとする足元に意識を集中させながら、ソファに向かう。
テーブルの上に置かれたカバンからスマホを取り出し、ソファに座る。
ゆっくりとソファに沈み込んでいくと、少し軽くなった気がした酒の気配がまた少し色を濃くした気がした。
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さーや(プロフ) - あいさん» 忠犬康二くんかわいくて妄想が捗る！笑 番外編、ページの都合でこれで終わりなのですがまたどこかで康二くんのお話書きたいなぁーと思っております。 (2020年4月5日 10時) (
レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - なっちゃんさん» 好きと言ってもらえてよかった！！なかなかいい言葉が思い浮かばなかったのでそう言ってもらえると嬉しいです〜 (2020年4月5日 10時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - みきさん» 結婚して子ども生まれるのもいいですね〜今回はページの都合で書けないので、また機会があれば書いてみます…！ (2020年4月5日 10時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 康二くんめちゃくちゃ忠犬すぎて番外編だいすきです〜！！更新お疲れ様です！ありがとうございます^ ^ (2020年4月4日 20時) (レス) id: 07953fa80c (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - このお話すっごい好きでした。一つ一つの台詞がツボです！！ (2020年4月4日 18時) (レス) id: 974b0d2d7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーや
| 作成日時：2020年3月30日 14時
