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月曜日。
ただでさえこれから1週間、仕事がはじまるかと思うとそれだけで憂鬱なのに、さらにそれに追い討ちをかけるかのように空からは雨が降り注いでいた。
会社に着く頃には、ヒールのつま先は雨に濡れていて、それだけでもう何もかもやる気が失われていく。
午前中はなんとなく頭が重くていつもの半分くらいしか仕事が進まなかった。これもきっと低気圧のせいだろう。
いつもより仕事をしていないはずなのに、身体はずっしりと重たい。
気晴らしに外にランチにでも出ようかと思ったが、窓の外で降りしきる雨を見て、そんな元気にはなれなかった。
今日は社食行くか。
デスクから離れ、社内を歩いていると、廊下で偶然深澤に会う。
「おつかれ」
そう言って手をあげる深澤の肩のあたりが小さく濡れている。
「深澤、肩濡れてる」
「うわ、まじだ気付かなかった」
そう言って慌ててジャケットを脱ぐ深澤に、ふふふ、と笑い声を上げると「なんだよ」と深澤も小さく笑いながらこちらに視線を向けた。
「これから飯？」
「うん、雨だから社食で済ませようかなーって」
「俺も一緒していい？」
「べつにいいよ」
仕事大丈夫なの？と聞くと「今さっき営業先から戻ってきたとこ。また14時から外行かなきゃいけねぇんだけどね」と深澤が参ったよ、と笑う。
社食はほどほどににぎわっていた。
多分みんな、雨で外に出るのが嫌だから、という同じような理由で集まったのだろう。
社食の乗ったトレーを手に、空いている席に向かい合わせに座る。
数口食べ進めたところで、空いていた隣の席にトレーが置かれる。
そして、「A、あんたに聞きたいことあるんだけど」と沙希が口早に言葉を投げかけてくる。
「なに？食事中なんだけど」
耳元でまくしたてる沙希に顔を歪めると、深澤がそんな私の顔を見て、うひゃひゃ、とバカっぽく笑い声を上げる。
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さーや(プロフ) - みきさん» コメありがとうございます。私自身、アイドル設定で書いてしまうことが多いのでなかなかこういう設定で書くこと少ないのですが、少しずつ挑戦してみますね！特に阿部ちゃんはまだ書いたことないので、書いてみたいな〜と思ってます…！ (2020年3月30日 17時) (
レス) id: 4528227f28 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 芸能人・アイドル設定が、あまり好きでないので、このような会社員設定でピュアさがあるのが好きです。こちらの康二くんストーリーのようなピュアさ満載のストーリーを、今後は ふっかさんや阿部ちゃんでも書いて頂きたいです。よろしくお願いいたします。 (2020年3月30日 14時) (レス) id: 5ca5d758c8 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - riiiさん» コメありがとうございます！このお話でお仕事の疲れ癒せてますか・・・？こちらこそそんな風に言っていただけて嬉しいです。ありがとうございます〜これからも更新していきますので、もしよければ読んでくださいね！ (2020年3月28日 16時) (レス) id: 4528227f28 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - みきさん» コメありがとうございます。子どもっぽくて純粋な感じの康二くんが書きたかったので、そう言っていただけて嬉しいです〜今のところ不穏な流れになってますが（笑）これからも読んでいただけると嬉しいです。 (2020年3月28日 16時) (レス) id: 4528227f28 (このIDを非表示/違反報告)
riii - 初コメ失礼します。いつも仕事で疲れた心をこのお話で癒してもらってます！ありがとうございます^ ^大変だと思うのですが、更新楽しみにしています！ (2020年3月27日 11時) (レス) id: 57b32ac5d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーや
| 作成日時：2020年3月18日 11時
