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「どうしたの、目黒くん」
店を出て、物陰の人目につかないところで、目黒くんがやっと歩みを止める。
「…の、なのに」
「え？」
「…俺の、Aさんなのに」
目黒くんはそう小さく呟くと「他の男と仲良くしないでよ」とぎゅっと抱き着く。
自分が連れてきたんじゃん、なんて思うけれど、珍しく素直な目黒くんが少し可愛くて、その言葉を飲み込む。
「ごめんね、」
よしよし、と目黒くんの背中を撫でる。
私より随分と大きなその身体が今日は少しだけ小さく感じる。
どれくらいそうしていただろうか。
しばらくして目黒くんが「戻ろ」と腕の力を緩め、「ん」と目の前に左手を差し出す。
目黒くんの左手に右手を重ねると、ギュッと強く握りしめられる。
重なった手の間に小さな温もりが生まれる。
「ねぇ、目黒くん」
「なに」
「…私、蓮のことしか見てないよ」
恥ずかしくなって手に力を込める。
佐久間さんや深澤さんと話をするのは確かに楽しいけれど、それと目黒くんへの感情は完全に別物だ。
私はいつの間にか目黒くんのことすごく好きになってる。他の人のことなんか考えられないほどに。
メンバーの元へ戻ると、手を繋いで戻ってきた私たちを見て「イチャイチャすんなよ！」「見せつけんな！」なんてヤジが飛んできた。
目黒くんと私は、そんなメンバーたちの言葉に顔を見合わせて笑った。
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きほさんからのリクエストで「メンバーと仲良くなった夢主に嫉妬する目黒くん」でした。
他メンバーを書くのってなかなか難しい。。紅一点モノ書いている作者さんを尊敬しました…
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さーや(プロフ) - なぎぷちょへんざーさん» 聞きました！月が綺麗ですね、の意味をめめが知ってて衝撃だったんですが？！笑 壁に穴開けよ、がもうめめ過ぎて笑いましたw (2020年4月3日 7時) (
レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
なぎぷちょへんざー(プロフ) - この小説お気に入りです！素のまんま聞かれました？お便りの内容を聞いた瞬間この小説を思い出しました、笑 (2020年4月2日 22時) (レス) id: 831076a685 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - 夢さん» コメありがとうございます！どういうお話の展開にするか悩んでいたのでそう言っていただけで嬉しいです…！ありがとうございます！ (2020年3月23日 20時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - たぴおかさん» アーカイブでひーくんチュロス見ましたがあれはたしかにやばい…！！うどんで盛り上がるスノちゃんたちが可愛すぎました…！ (2020年3月23日 20時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - 初めまして。コメント失礼します。今まで色んな作品を拝見してきたのですが、久しぶりにここまで展開が気になり夢中になって最後まで読んじゃいました。とても素敵な作品でした！ (2020年3月22日 21時) (レス) id: 97d80eb079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーや
| 作成日時：2020年3月9日 17時
