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「これ、向井さんに渡して帰ろうと思ったらここまで連れて来られてしまい、」
目黒くんに頼まれたレッスン着の袋を目の前に差し出す。
「来たなら連絡してくれればいいじゃん」
「しようとしたの、」
しようとしたところで向井さんとばったり会ったのだけど、と言いたいところだけどそんなこと言える隙間もないくらい目黒くんはぐいっと距離を詰めてくる。
「ねぇ、で目黒だれなのこの子」
割って入るように声をかけたその人の方を見る。あ、阿部ちゃん。
「あぁ、この人、」
目黒くんはそう言うと私の腕をぐいっと引っ張る。
そのまま目黒くんの腕の中、すっぽりと包まれる形になる。いわゆるバックハグってやつ。
「俺の彼女っす」
そう言って「ね、Aさん」と首を傾げて耳元で囁き笑みを浮かべる目黒くん。
そして、そんな私たちをみて驚いた声をあげるSnowManの皆様方。
そりゃそうだよな、なんて思いながら目黒くんのことを横目で見れば「なに、」とまた耳元で囁かれる。
「え、ちょっと待って？いつの間に2人付きおうてたん？！」
「んー、3ヶ月くらい前から？」
「はぁ？！なんで教えてくれへんねん！」
向井さんはそう言って大声をあげる。
そんなやり取りの間もずっと私は目黒くんの腕の中。
「あの、目黒くん、そろそろ離してもらっても」
「だーめ」
そう言うと目黒くんは離すどころか、腕の力をより一層強くする。
「お前、イチャつくんじゃねぇーよ」
「くっそ、目黒のくせに！美人の彼女とか羨ましすぎんだけど！」
「お前、ほんと腹立つ！なんでお前に彼女がいんだよ」
方々からそんな声があがるけれど、目黒くんは気にする風もない。
「これ、俺のもんなんでちょっかい出さないでくださいね」
そう言って目黒くんは私の頬へ口づけをひとつ。
それを見てまた「お前！」「見せつけんな！」なんて声があがる中、目黒くんはまたひとつふふん、と微笑んだ。
私はそんな目黒くんの腕の中、逃げ出したい気持ちでいっぱいになりながら、ただひたすらに時間が過ぎるのを祈った。
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ゆかさんからのリクエストで「バックハグ」でした。
もっとこう甘々な感じにしたかったんだけどなぁ…おかしいな。。
リクエストありがとうございました！
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さーや(プロフ) - なぎぷちょへんざーさん» 聞きました！月が綺麗ですね、の意味をめめが知ってて衝撃だったんですが？！笑 壁に穴開けよ、がもうめめ過ぎて笑いましたw (2020年4月3日 7時) (
レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
なぎぷちょへんざー(プロフ) - この小説お気に入りです！素のまんま聞かれました？お便りの内容を聞いた瞬間この小説を思い出しました、笑 (2020年4月2日 22時) (レス) id: 831076a685 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - 夢さん» コメありがとうございます！どういうお話の展開にするか悩んでいたのでそう言っていただけで嬉しいです…！ありがとうございます！ (2020年3月23日 20時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - たぴおかさん» アーカイブでひーくんチュロス見ましたがあれはたしかにやばい…！！うどんで盛り上がるスノちゃんたちが可愛すぎました…！ (2020年3月23日 20時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - 初めまして。コメント失礼します。今まで色んな作品を拝見してきたのですが、久しぶりにここまで展開が気になり夢中になって最後まで読んじゃいました。とても素敵な作品でした！ (2020年3月22日 21時) (レス) id: 97d80eb079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーや
| 作成日時：2020年3月9日 17時
