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メッセージで送られてきた場所につき、建物を見上げる。
これがリハスタかぁ。
…なんか、目黒くんの仕事の場所に来るのって変な感じ。
目黒くんがアイドルなことは知っているけれど、でもいつも会うのは完全にオフの目黒くん。
この中にはアイドル目黒くんがいるのかぁ、なんて変な感慨深さすら込み上げる。
着いたよ、とメッセージを打とうとカバンからスマホを取り出し、指を滑らせていると後ろから「あれ?」と聞いたことのある声が聞こえた。
スマホから顔を上げ、後ろを振り返ると、そこには向井さんの姿。
「あ、やっぱお隣さんや」
後ろ姿でそうかなって思ってん、と人懐こい笑顔を浮かべる向井さんにどうも、と頭を下げる。
「どうしたん?」
「いや、あの実は、」
そう言ってここに来ることになった経緯を話をすると、向井さんは「アイツほんま人使い荒いな」と頭を掻きながら笑う。
「なんやごめんな」
と自分のことのように謝る向井さんに、この人、本当にいい人なんだろうな、と思った。
「じゃぁこれ目黒くんに渡してもらっていいですか」
向井さんにレッスン着の入った袋を差し出す。
「ここまで来たんやったら、中入ったらえぇやん」
めめもお隣さんに会いたいやろし、と向井さんは笑うと、じゃぁ行くで、と私の手を引っ張った。
「いやいやいや、そんなつもりじゃ」
「えぇの、えぇの」
必死の抵抗虚しく、向井さんの手によって踏み入れてしまったリハスタ。
…なんでこんなことになってしまったんだろう。
そもそも目黒くんはレッスン着を忘れなければこんなことにならなかったのに、なんて心の中で毒付く。
あとで思いっきり文句言ってやろう、そう思いながら向井さんに引かれるがままリハスタの中を進んでいく。
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さーや(プロフ) - なぎぷちょへんざーさん» 聞きました!月が綺麗ですね、の意味をめめが知ってて衝撃だったんですが?!笑 壁に穴開けよ、がもうめめ過ぎて笑いましたw (2020年4月3日 7時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
なぎぷちょへんざー(プロフ) - この小説お気に入りです!素のまんま聞かれました?お便りの内容を聞いた瞬間この小説を思い出しました、笑 (2020年4月2日 22時) (レス) id: 831076a685 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - 夢さん» コメありがとうございます!どういうお話の展開にするか悩んでいたのでそう言っていただけで嬉しいです…!ありがとうございます! (2020年3月23日 20時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - たぴおかさん» アーカイブでひーくんチュロス見ましたがあれはたしかにやばい…!!うどんで盛り上がるスノちゃんたちが可愛すぎました…! (2020年3月23日 20時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - 初めまして。コメント失礼します。今まで色んな作品を拝見してきたのですが、久しぶりにここまで展開が気になり夢中になって最後まで読んじゃいました。とても素敵な作品でした! (2020年3月22日 21時) (レス) id: 97d80eb079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さーや | 作成日時:2020年3月9日 17時