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数日後。
仕事から帰宅すると、玄関のドアノブにこの前、目黒くんに渡した紙袋が掛けられていた。
紙袋の中を覗くと、空になったタッパーと一緒に『うまかった』と乱雑な文字で書かれたメモが1枚入っていた。
お、食べてくれたんだ、と妙に心が弾む。
ガチャリ、と鍵を開け、家の中に入り、靴を脱ごうとした瞬間、ピンポーンとインターホンが鳴った。
なんちゅうタイミングだ、とすぐに振り向きドアを開けると、そこには目黒くんが立っていた。
「わ、びっくりした」
思いがけぬ人物の姿に声をあげると「誰かも確認しないで、ドア開けるって不用心過ぎない？」と眉間にシワを寄せ目黒くんが呆れたように笑う。
「なにかご用？」
「いや、なんかAさん帰って来た音したから」
お礼直接言いたくて、とどんどん小さくなっていく声で目黒くんはそう言うと、それに合わせるかのように顔もどんどんと下がっていく。
「あの、その、うまかった。ありがと」
私よりだいぶでかいはずのその図体が、小さく丸まって可愛らしく見える。よくよく見ればなんか耳も真っ赤じゃない？
これはまさか、照れている・・・？
「え、あぁうん」
目黒くんのあまりの可愛さに不覚にもキュン、としている自分がいるのに気づく。それを悟られまいと、素っ気ない返事をしてしまったことを少し後悔する。
「Aさんって料理出来んだね」
「それなりに一人暮らし長いからね」
私の言葉にふーん、と興味なさげに目黒くんは返事をする。
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さーや(プロフ) - mikantoamechanさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！付き合ってからのお話書きたいですね〜付き合ってからも振り回したいし振り回されたい！笑 (2020年3月5日 10時) (
レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - xxpanxxさん» ありがとうございますー！イベント毎のお話いいですね、書きたい！ (2020年3月5日 10時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - くりさん» いつも書き方迷ってしまうのでそう言っていただけて嬉しいです。続きますかね？のんびり書きましょうかね。 (2020年3月5日 10時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
mikantoamechan(プロフ) - めっちゃ面白かったです！素敵な物語本当ありがとうございました！更新がいつも楽しみでした！非常に厚かましいですが、付き合ってからの続編（できれば長編）を希望します！！ (2020年3月5日 3時) (レス) id: a1d9c0f6b4 (このIDを非表示/違反報告)
xxpanxx(プロフ) - 凄いおもしろくてきゅんとしてました！イベント毎の続きのお話あれば嬉しいです！ (2020年3月5日 2時) (レス) id: d7347442ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーや
| 作成日時：2020年2月18日 15時
