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「・・・なんでお隣さんなんだろ？」
ふとした疑問が湧き出る。
アイドルならこんなセキュリティー甘々なアパートに住んでちゃダメじゃないか？
そもそも一般人にバレる(というか自分からバラしたけど)環境ってよくなくないか？
そんなことを考えたって私には到底答えに辿りつくことはできないのに、必死に頭を回転させる。あぁまだ朝なのに余計な労力使ってる、やめだやめだ、と考えることを強制的に終了した。
服を着替えて、髪を整える。
「よし、」
鏡の前でおかしなところがないかチェックをして一人気合を入れ、外へ出た。
玄関の鍵をかけようとしたとき、隣の部屋のドアが開いた。
中から出てきた目黒くんと目が合う。
さっきまでテレビで目黒くんのこと(というかSnowManのことだけど)を見ていたせいか、なんだか不思議な感覚になる。
「Aさん、おはよ」
まだ眠そうな声の目黒くんがそう声をあげる。
「おはよ」
眠いねぇ、と笑うと「ほんと、あと3度寝くらいしてぇ」と目黒くんがあくびをする。
私もつられてあくびが出そうになるのを必死に堪える。
「あれ、髪濡れてる、」
ふと視線を上にやれば目黒くんの髪が濡れているのが視界に入った。
「あぁシャワー浴びたから」
目黒くんはいたって普通にそう答えるけれど、濡れた髪のまま今出かけようとしてますけどこの人？！となぜか私のほうが焦る。
「え、髪乾かさないの、？」
「んー自転車で駅まで行っちゃう間に乾くし、よくね？」
そういう問題なのか？という言葉がもう少しのところまで出かかる。
「じゃぁ俺行くわ、」
階段を下り終え、目黒くんは自転車置き場へと向かう。
反射的に手を振れば、目黒くんはひらり、と手を振って微笑む。
それはそれはとても絵にはなるのだけど。
でも、髪濡れてることが気になって仕方ない。
テレビの中の目黒くんはキラキラアイドルなのに、なんか変な感じ。
よくわからないモヤモヤが胸の中に大きく膨らむ。
謎多き隣人、目黒くんに別れを告げ、私は駅へと急いだ。
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さーや(プロフ) - mikantoamechanさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！付き合ってからのお話書きたいですね〜付き合ってからも振り回したいし振り回されたい！笑 (2020年3月5日 10時) (
レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - xxpanxxさん» ありがとうございますー！イベント毎のお話いいですね、書きたい！ (2020年3月5日 10時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - くりさん» いつも書き方迷ってしまうのでそう言っていただけて嬉しいです。続きますかね？のんびり書きましょうかね。 (2020年3月5日 10時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
mikantoamechan(プロフ) - めっちゃ面白かったです！素敵な物語本当ありがとうございました！更新がいつも楽しみでした！非常に厚かましいですが、付き合ってからの続編（できれば長編）を希望します！！ (2020年3月5日 3時) (レス) id: a1d9c0f6b4 (このIDを非表示/違反報告)
xxpanxx(プロフ) - 凄いおもしろくてきゅんとしてました！イベント毎の続きのお話あれば嬉しいです！ (2020年3月5日 2時) (レス) id: d7347442ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーや
| 作成日時：2020年2月18日 15時
