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「ねぇ、翔太くん」
横で机にぐでーっと顔を付けている翔太くんに合わせて俺も机に顔を付け、翔太くんのほうへ顔を向ける。
「なに、めぐ」
「鈍感な子に好きって気づいてもらうのってどうしたらいいんすかねぇ」
「んー、それ俺に聞く？」
「翔太くん経験豊富じゃないっすか」
「俺のイメージどんなだよ」
ははっ、と翔太くんが笑う。至近距離で見た笑顔は男の俺でもドキッとするくらい普段の翔太くんとはギャップがある。
「好きだって言ってキスでもすりゃいいじゃん。そしたら嫌でも意識すんだろ」
ドヤ、とこちらをまっすぐに見つめてくる翔太くん。それ結構アウトじゃない？なんて言葉は飲み込む。
「・・・翔太くんそうやって女の子口説いてるんだ」
他人事だと思って適当なこと言う翔太くんにそう言えば、「違う！俺はそういうのしないけど！」と机から顔を上げ、大慌てで誤解だから！と否定の声をあげる。
「いや、いいっす。翔太くんわかったから」
「よくない！勘違いすんなよ！」
違うんだって、ほんと、と繰り返す翔太くんを目の前に俺は大きな笑い声をあげた。
まぁたしかに翔太くんの言うことにも一理あるな、なんて思ったりする。
Aさん俺のことなんて年下のなんかよくわかんないけどよく絡んでくる隣人、くらいにしか思ってなさそうだし。
それならストレートに言ったほうがいいのかもしれない。
でもそれで玉砕したとき、隣人のこの関係ってすげぇ気まずくないか？
いやでも、少しでも今より意識してもらえるようになったらそれはそれでいいのか？
考えれば考えるほどわからなくなる。
無意識に思考停止しようとしている頭の中で、Aさんの顔がぼんやりと浮かんだ。
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さーや(プロフ) - mikantoamechanさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！付き合ってからのお話書きたいですね〜付き合ってからも振り回したいし振り回されたい！笑 (2020年3月5日 10時) (
レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - xxpanxxさん» ありがとうございますー！イベント毎のお話いいですね、書きたい！ (2020年3月5日 10時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - くりさん» いつも書き方迷ってしまうのでそう言っていただけて嬉しいです。続きますかね？のんびり書きましょうかね。 (2020年3月5日 10時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
mikantoamechan(プロフ) - めっちゃ面白かったです！素敵な物語本当ありがとうございました！更新がいつも楽しみでした！非常に厚かましいですが、付き合ってからの続編（できれば長編）を希望します！！ (2020年3月5日 3時) (レス) id: a1d9c0f6b4 (このIDを非表示/違反報告)
xxpanxx(プロフ) - 凄いおもしろくてきゅんとしてました！イベント毎の続きのお話あれば嬉しいです！ (2020年3月5日 2時) (レス) id: d7347442ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーや
| 作成日時：2020年2月18日 15時
