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Shota side
仕事は予定通り17時を少し過ぎた頃に終わった。
俺はすぐに着替えを済ませると、Aにメッセージを送る。
翔太終わった。どーする?迎えいく?
A私もちょうど終わったところ。翔太いまどこ?
今いるテレビ局の名前を送ると、Aも近くにいることが分かった。
こちらに向かうとのことだったので、俺はAのことを待つことにした。
「Aちゃんとデートだって?」
「んー、そ」
すぐに出る気で準備を終えたのに、Aがこっちに向かうことになったおかげで思いがけず手持ち無沙汰な時間が出来てしまった。
そんな俺に涼太が話しかけてくる。
「近くにいるらしくてこっち向かうから待ってて、って」
「じゃぁ俺も待ってようかな」
「なんでだよ」
「久しぶりに会いたいじゃん?」
涼太はニッと笑うと帰り支度の続きを始める。
メンバーが思い思いに帰り支度をしている姿を俺はぼんやりと眺める。
いつもは俺はのんびりと片付けをしているからこういう風にメンバーの姿をみるのは不思議な感じだ。
ピコン、とメッセージが来たことをスマホが知らせる。
画面に目をやれば「着いた」の文字。
「涼太、準備できた?」
「おー終わった」
じゃぁお疲れー、とまだ帰りの準備をしているメンバーに声をかけ楽屋を出る。
あぁやっとAに会える、そう思ったら、仕事の疲れが吹き飛んでいくのが分かる。これ、会ったらどうなるのかな、なんて思うほどに驚くほど身体が軽くなる。
Aが待っているというところに向かって歩いていると、後ろに嫌な気配を感じ目線を動かす。
そこには照、ふっか、康二、ラウールの姿。
「なんでお前らいんだよ」
振り返り視線がぶつかると、4人はニヤリと表情を緩める。
「俺らだってAに会いてぇもん」
「なんで舘と2人なわけ?」
照とふっかがそんなことを言えば、康二とラウールも「俺(僕)らだってしょっぴーの彼女みたいんやもん(だもん)!」と言葉を続ける。
はぁ・・・このメンバーめんどいのばっかじゃん。
思わずため息を漏らすと康二が「しょっぴー幸せ逃げんで?」と一言。
あぁもうやだ。早く散れ。
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さーや(プロフ) - み い .。*さん» えぇぇありがとうございます!めめくんって呼びたくないですか?で、ここぞというときに名前で呼んで困らせたい。笑 (2020年2月21日 12時) (レス) id: 4528227f28 (このIDを非表示/違反報告)
み い .。* - このお話好きすぎて2時間も読んじゃいました(笑)"めめくん"呼び、、、最高ですね、、、() (2020年2月20日 16時) (レス) id: 5421e01398 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - AisnAikさん» コメありがとうございます!翔太くん落ちですねーいけるか、書けるか?!頑張ってみます!笑 (2020年2月7日 20時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
AisnAik(プロフ) - すごくおもしろいです!めめもむくわれてほしいですが翔太くん落ちがいいです! (2020年2月7日 15時) (レス) id: 01c8673035 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - なつみさん» コメありがとうございます!めめ幸せにしたいですよねー!笑 本当どうするか決めずにただ書き続けてる状態ですが、これからもお付き合いいただけると嬉しいです〜! (2020年2月6日 22時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さーや | 作成日時:2020年2月5日 12時