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遠くで響くアラームの音で目が覚めた。
時間を確認すると8時と表示されていた。
今日は昼からリハがあるだけだから、まだ十分に時間はある。
アラームを消すためスマホに手を伸ばそうと体を動かすと、隣で寝息を立てていたAさんが体をぴたりと寄せて来る。
じんわりと広がるAさんの体温に俺は目を細める。
Aさんの細い髪にカーテンの隙間から朝日が伸びてその髪色を優しく照らす。
手を伸ばしそっと掬い上げるとはらり、と髪がこぼれ落ちた。
「めめ、くん？」
寝起きの少し掠れた声で呼ばれた名前がやけに頭の中に反響する。
「ごめん、起こした？」
もう一度髪をすくい上げ、指先でその感触を確かめる。
「ううん、ごめん、アラーム私のだよね」
Aさんはスマホに手を伸ばし、手慣れた様子でアラームを消した。
「昨日の朝の設定のままにしてたっぽい」
へらり、と笑うAさんに俺もつられて笑う。
「めめくん今日何時から？」
「昼過ぎからリハ。だからまだ大丈夫」
すくい上げた髪に口づけを落とすと、Aさんが何か言いたげにこちらに視線を投げかけて来る。
「なに？」
「べつに、なんでも？」
Aさんは表情変えずにそんなことを言うけれど、なにを言いたいのか分かってしまった俺は喉の奥で小さく笑う。
「素直に言えばいいじゃん」
くっく、と笑うとAさんは�茲を膨らませて「分かってるなら意地悪しないでよ」と怒った表情をする。
「Aさん可愛すぎ、」
唇を重ねると、Aさんは満足そうに笑った。
「めめくんとキスするの好き」
「俺も」
ふふふ、と2人で見つめ合ってどちらかともなく唇を重ねる。
この時間がずっと続けばいいのに、と思う気持ちをそっとその隙間に落とし込んでいく。
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さーや(プロフ) - み い .。*さん» えぇぇありがとうございます！めめくんって呼びたくないですか？で、ここぞというときに名前で呼んで困らせたい。笑 (2020年2月21日 12時) (
レス) id: 4528227f28 (このIDを非表示/違反報告)
み い .。* - このお話好きすぎて2時間も読んじゃいました(笑)"めめくん"呼び、、、最高ですね、、、() (2020年2月20日 16時) (レス) id: 5421e01398 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - AisnAikさん» コメありがとうございます！翔太くん落ちですねーいけるか、書けるか？！頑張ってみます！笑 (2020年2月7日 20時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
AisnAik(プロフ) - すごくおもしろいです！めめもむくわれてほしいですが翔太くん落ちがいいです！ (2020年2月7日 15時) (レス) id: 01c8673035 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - なつみさん» コメありがとうございます！めめ幸せにしたいですよねー！笑 本当どうするか決めずにただ書き続けてる状態ですが、これからもお付き合いいただけると嬉しいです〜！ (2020年2月6日 22時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーや
| 作成日時：2020年2月5日 12時
