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「なんで大介が得意げに言うのよ、」
フラれると思ってたのに、ってそう言うAは呆れたような表情。
「なにさ、文句あんの？」
「文句しかない」
「なんだとー？！」
これまで何回、何十回、いやもう何百回してきたであろうそんなしょうもないやり取り。
いつもと変りないはずのそんなやり取りでさえ、今は新鮮で、特別に思える。
これが所謂、恋の魔法とかっていうやつなのかな、なんて思ったらよくわかんないけど笑いが込み上げてくる。
「なんで、笑ってんのよ」
「いや、なんかいいなーって」
「なにそれ、」
そんなこと言いながらもAの口元だってすでに緩み始めている。
その口から笑いがこぼれ出すまで、あと数秒ってところだろう。
「…ふっ、」
ほら、当たり。
そこからは俺もAも2人で目を合わせると、込み上げてくる笑いを我慢することもなく、2人で笑い合う。
そんな2人の笑い声が湿った空気の中で、反響するように大きく響いていった。
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さーや(プロフ) - すずさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました！泣いただなんて嬉しすぎます…！ (2020年6月1日 16時) (
レス) id: 4528227f28 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 泣いちゃいました；；とても素敵なお話でした；； (2020年6月1日 13時) (レス) id: f91208f58d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーや
| 作成日時：2020年5月12日 16時
