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「あのっ、」
「えっ」
誰か話しかけてくれないかな、なんて思っていたらそのタイミングで話しかけられた。
え、と顔を上げればそこには可愛らしい女の子が1人。
「もし、まだ決まってなければ私とグループ組みませんか?」
「えっと、あの、はい」
俺がそう言うと彼女は「よかったぁ」とふわり、と笑った。
「私、3年5組のAって言います」
「俺、3年2組の佐久間大介。よろしく」
互いに自己紹介をするとそのぎこちなさになんだかおかしくなって、どちらかともなく笑い声をあげた。
それが俺と君、Aちゃんとの出会いだった。
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「ここはこうのほうがいいんじゃない?」
「あ、それいいね!Aちゃん天才!」
「佐久間くんのこの前のあれもすっごいよかったよ!」
「うっそ、ほんと?うれピーマン!」
回を重ねるごとにAちゃんとは自然に話が出来るようになって、だんだんと本来の自分が出せるようになってきた。
うれピーマン!なんて俺が言ったらAちゃんは、なにそれ、なんてケタケタと笑い声をあげる。
楽しそうに笑い声をあげるAちゃんの顔を見ていたら俺も嬉しくなって「佐久間、今、楽しいでありまーす!」と思わず大きな笑い声をあげた。
Aちゃんと受ける授業はあっという間に時間が過ぎてしまう。
もっと話したいなぁー、早く1週間過ぎないかな、なんて毎回授業が終わるたび思う。
いつからか教室に戻るまでの道のりも一緒に戻るようになって、それがすっごい嬉しかったりした。
隣を並んで歩くAちゃんと俺はあんまり背丈が変わらない。
そのせいか、歩くたびに肩が小さく触れそうで、そのたびに少しだけドキドキした。
「じゃあ、佐久間くんまた来週!」
「うん、またねー!」
Aちゃんのクラスの前で手を振り別れる。
あー、もっと一緒にいたいな、同じクラスだったら良かったのにな、なんて思いながら、自分の教室へと歩みを進めた。
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さーや(プロフ) - 真白さん» 感想ってなかなか書くの大変ですよね。真白さんからのコメントいつも素敵な表現をされるなぁ〜と嬉しく読んでます!阿部ちゃんのお話、形が見えたら必ず出すので、気長に待っていただければ・・・! (2020年3月30日 17時) (レス) id: 4528227f28 (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 自分でお話書けたらいいんですけど、何せ語彙力が無いもので…。他のお話とかも、いつも読んでて感想書こう!って思うんですけど、うまく言葉が出てこなくて(苦笑 さーやさんが温めてる阿部ちゃんのお話、いつか読めたら嬉しいです。いつも応援してます。 (2020年3月29日 22時) (レス) id: 3330f0b21b (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - 真白さん» 真白さんーーもうコメ見て嬉しくて嬉しくてどうしようって感じなのですが…!それぞれのメンバーの感じ上手く出せたらいいなと思ってたので嬉しいです。 自重なんてしなくていいのに…!阿部ちゃんのお話、実は今ちょっと考えてるものがあるのでいつか出せたらいいな (2020年3月29日 17時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 阿部ちゃんは、ぐいぐいアピールしたりはしないけど、ここぞという所でさらっと爆弾投げて来る感じが、イメージにハマってて、凄くときめきました。館様の、穏やかそうに見えて、ロマンチックだけど直接的な表現で気持ち伝えてくるところも、らしいなぁと。 (2020年3月29日 11時) (レス) id: 3330f0b21b (このIDを非表示/違反報告)
真白 - どのストーリーも、甘酸っぱくて、キュンキュンして、でもどこか懐かしいような…。いや、自分はこんな青春送ってないんですけど(笑 阿部担なので、ずっとさーやさんに書いて欲しくて、でもリクエストして困らせてしまったらと自重してたので、嬉しかったです。 (2020年3月29日 11時) (レス) id: 3330f0b21b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さーや | 作成日時:2020年3月28日 14時