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淳太side
流星の指さすところは頭。
頭?
流星を抱っこしてて気づいた
流星あつい。熱ある?
淳「流星、しんどいか?」
流「んん〜グスッグスッ」
ちょっと唸るだけで反応せぇへん
そうか、聞こえないんや
自分の感情を伝えられない流星はただ泣くことしか出来ない
けどみるからに具合悪そう
さっき流星が俺になんか話そうとしてた…
俺に伝えようとしてたのか…ちゃんと兄弟を見守る
って決めたはずやのに………
淳「ゴメンなぁ流星、しんどかったのに俺気づかん
かった……」
流「ん〜……グスッ」
ちっちゃい子熱でたときってどうするんや?
もう覚えてへんなぁ…
淳「なぁ、今まで熱がでたときどうしてた?」
大、望「………?」
淳「なんか、オカンとかさ…あ」
この子ら母親から看病とかされたことないか…
落ち着け俺、なぜこんな変な質問をしたんだ
考えればわかっただろ俺。
自分だってそうだったやないか
望「のん熱だしたことないで!」
大「あるやろ〜けどオカンいっつも家おらへんから
なんもしてへん〜ほっといたらそのうち治るで!!アヒャヒャヒャヒャ 」
淳「いや、笑い事ちゃうやろ 笑」
俺が母親の話を切り出してしまってヒヤッとしたの
もなんのその。
望と大毅は「熱出したことない〜」とか「ほっとき
ゃ治るで」とか案外何も気にしないで話し続けてる
今思えば俺たちも、祟裕も母親の話はたまにするこ
とがあるけど誰も気にしてない。
祟裕の過去を知ってからもなぜだか母親の話題が上
がることがあったが普通にみんな喋ってたなぁ。
俺らの家系ってそういうの平気なやつらばっかなの
かもな 笑
あ!そんなのんきなこと言ってる場合やなかった!
とりあえず流星寝かせるか
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作者名:たすかば。 | 作成日時:2017年4月5日 0時