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淳太side

大毅の部屋に行くと大毅はもう目を覚ましていてベ
ッドの上に座ったまま何かを考え込んでいるかのよ
うにぼーとしていた。


淳「大毅?」


できるだけ優しく声をかける


淳「もう気持ち悪いのない?」

大「うん……」

淳「そっか、よかった。大毅ちょっとにぃにとお話しよか?」

大「うん…」

淳「大毅、なんであんなことしたん?」


大「…………」


淳「黙ったままじゃにぃにわからんよ?」




大「わからん…なんでかわからん……」

淳「……そっか…」

大「でも、にぃにが独り占め出来てるみたいで嬉し
かった……ごめんなさい…グスッ」


あ、泣き出してもうた


ほんとは抱きしめてあげたいけど今はこころを鬼にして我慢…


大「それに…ジュースわざとこぼしたり望たちに嫌
なことしたり…グスッ」


そっか、あれも試し行動だったんか気づかんかった


淳「ちゃんとごめんなさい出来てえらいなぁ、けど
なにぃにいっつも食べ物で遊んだらあかんって言っ
てるやろ?」

大「う…うん…グスッ」

淳「食べ物を無駄にしたり人の嫌がることをする事
は悪いことや。やったらあかん、けどなにぁには大毅のこと嫌いになったりしないで?」

大「え…?ぼくのこと……嫌いにならんの…?悪い
ことしたのに?大毅悪い子やで?」

淳「そんなわけない、大毅は悪い子なんかやない、
それに家族やろ?
俺だけやない祟裕も照史も智洋も、もちろんりゅうと望だって、みんな大毅のことが大好きなんやで。大毅、寂しい思いさせてごめんな?

りゅうと望のお兄ちゃんやからいっぱい我慢してたんやな。気づいてあげられなくてほんまにごめんな」

大「うぅ…グスッ…うわぁぁあんん!!」


それから大毅はなにかがプツンと切れたように泣い
て泣いて泣きまくった。


俺は大毅が落ち着くまでひたすすら大毅を抱きしめ
ながら

「大丈夫、みんな大毅のことが大好きだよ」

と言い続けた。

これが正しいのかはわからないけど
いまの俺に出来ることはこれくらいしかなかった。



次の日になると大毅はいつも通りに戻っとった。

まだ少し甘えたになっとるけど試し行動もほとんど
なくなっとって元気いっぱい家中を走り回っとる。


大毅に大好きだと伝えることが出来てよかった。


これからは大毅のことをしっかり見守ろう。


大毅だけやないこの家の長男として、弟たちが幸せに暮らせるように俺がみんなをしっかり見守ってい
くんや

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作者名:たすかば。 | 作成日時:2017年4月5日 0時

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