家族になってくれますか？ (ページ27)

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俺はいままで祟にぃに何をしてあげられたんやろう。

もっと早く祟にぃの体の、心の傷に気づいてあげる
ことが出来ていれば祟にぃはあの頃にとらわれずに生きていけたかもしれない

思えばいつも助けてもらってばかりで

俺は祟にぃを………

もっと助けたいっ

智「そんなことない！祟にぃはすごいで俺に料理と
か洗濯とか掃除とかいろんなこと教えてくれたんは祟にぃやで！？」

祟「え…？」

照「昔俺が逆上がりできるようになるまでずっと一
緒に練習してくれたのも祟にぃやん」

淳「俺が落ち込んでる時いつもそばにおってくれたのは祟裕やで？祟裕は何も出来ん子なんかない」

智「祟にぃはいっつも俺らを助けてくれてる。ほん
まにありがとう。」

祟「なっなんやねん急にっ…」

照「祟にぃがおらんかったら俺ら今まで仲良くやっ
てこられてへんと思う。祟にぃありがとう。」

智「祟にぃいままで気づいてあげれなくてごめんな？」

淳「祟裕が俺らを守っててくれたんやな。これからは俺らが祟裕を守るから…」

祟「みんな…あれ？ｸﾞｽｯなんで…俺っ…ｸﾞｽｯ」

流「あっ、あっあ…」

流星が涙を流す祟にぃの頭をよしよしする。

大「祟にぃ大丈夫ぼくも祟にぃのこと守ってあげる
からな？」

望「のんも祟にぃのこと守るよ？」

この3人はすごい。

きっと無意識やろうけど相手の心に寄り添える。

祟「みんな…ｸﾞｽｯ…ありがとう！！！」

これからは俺が祟にぃを守ろう。

大毅たちが来てから俺も家族の役に立ちたいと思う
ことが今まで以上に増えた。

祟にぃだけやないこの家にいる全員が

幸せに暮らせるよう

俺が守っていこうと改めて誓った瞬間やった。