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祟裕side
そんなはずはない。
疲れただけ?
いつか迎えに来る?
それは嘘や。
そんな嘘は余計つらくなるだけや。
祟「それは……それはちがう」
祟「いいか望、大毅?よく聞けよ?おまえらは男の
子やろ?泣いてばっかはあかんで。覚悟決めな」
望「グスッ…?」
大「かくご………?」
祟「あのな…おまえらはたぶん、もうオカンには会えへん…」
淳「ちょっと!祟裕!!??」
照「なんで!?祟にぃ!!」
大「もう………あえへんの?」
望「いやや…いややいやや!!!!!!!!!」
大毅、望「いややぁ!うわぁああん!!」
もう2人とも大号泣や
流「……?あ…あぅ……」
流星もなにかを感じとったらしく涙を流してる。
祟「泣いてもあかんよ。」
こういうときはこっちが冷静にならなあかん。
その場しのぎの嘘は人を余計に苦しめる。
望「オカンくるもん!!!祟にぃのばかぁ!!
ぼくがあいにいく!!オカンのとこいく!うわぁぁぁん!!」
祟「おまえらのオカンは!
離れなわからんねん。今また一緒に暮らしたら…また痛いことされるんやぞ?それでもええんか?
俺はつらかったっ………わかるか?」
2人は一生懸命に俺の言ったことを理解しようとし
てくれている。
泣きながらもいろんな思いと葛藤とる。
祟「みんながこれから幸せになるためには辛いけど
いま我慢せなあかんこともあるねん…オカンのこと嫌いか?」
望「……嫌いやない………」
祟「好きか?」
大、望「うん。」
祟「それでええ、オカンはおまえらを生んでくれた
たった1人のオカンやその人を嫌いになんてなったらあかんよ?けどなここでの生活楽しいやろ?」
大「楽しい…ぼくここ好き。」
祟「実は俺らもなぁ、オカンと離ればなれで暮らしてたんや」
大「知らんかった…」
祟「おれはオカンと暮らせへんかったけどここで
暮らせてめっちゃ幸せやし楽しいんや
大毅と望もここで楽しいこといっぱいせえへんか?ここじゃあかん?」
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作者名:たすかば。 | 作成日時:2017年4月5日 0時