17 聞こえる世界 ページ17
照史side
嫌がる流星をなんとか抑えて検査を終えていまお医者さんから話聞き終わったとこ。
やっぱり流星は耳が聞こえていなかった。
なので補聴器を作ることにとりあえず家に帰って報
告すると望と大毅が大喜び。
なぜなら流星はやっぱり悪い子やなかった!!!!
僕らのこときらいで無視してたわけやないんや〜!
って望はちゃんと理解出来てるのかいまいちやった
けど 笑
なんかみてるこっちまで幸せな気持ちになった。
そして望たちのおかんが言ってたようにほんまに流
星は手のかかるやつかもと思ってた自分が恥ずかし
くてしゃーなくなった。
病院に行ってから数日後…流星の補聴器が出来上が
ったので今日はその補聴器を初めて流星の耳に取り
付ける。
流星はと言うと相変わらず暴れまくる毎日
耳が聞こえないのは分かったもののそこからどうしていいやら俺らもわからないでいる。
他の2人は慣れつつあるが流星はやっぱりご飯も食べへんし触れると暴れるの繰り返しでこっちもてんてこまいや…
この日も暴れる流星をなんとか抑えて補聴器を取り
付ける。
照「ほら……暴れんといて〜」
淳「もうちょい我慢やで」
流「あぁ〜ああ! うぅ〜あぁ〜ああぁっ…………
……っ!!!!????」
補聴器を取りつけた瞬間、流星が人形のように目を
まんまるにしてフリーズした。
淳「すっごいフリーズのしかたやな 笑」
流「ビクッ!!!!!」
照「流星〜聞こえるか〜??」
流「ビクッ!!!!!」
俺らが声を出すと驚いてキョロキョロと周りを見渡
す。
そして俺と淳太の方に向かって必死に手を伸ばして
くる。
その目は今まで見てきた中で一番輝いていた。
そうか…流星。
お前が求めてたんはこれやったんやな。
なにも解ろうともしないで勝手にむりや〜この子あ
かんと思ってた自分がバカバカしく思えて
とっても惨めに感じた。
ごめんな……流星
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作者名:たすかば。 | 作成日時:2017年4月5日 0時