☆７４☆ ページ26
僕は寝てしまった。
〜キルアside〜
隣…というよりかなり密着した距離で寝息を立てているAを見て、俺は頭を抱えていた。
キルア)本当に無防備だな。
こいつ…、いつか襲われるぞ？！
貴)((スゥ…
ん…。
キルア)全く…これじゃ俺が寝られないじゃん。
(ま、寝なくても大丈夫だけど。)
貴)…。
ゴン…。
キルア)！！
その言葉にビクッと体を震わせてしまった。
Aが寝言でゴンの名前を呼んだだけ…。
ただ、それだけのことなのに…。
俺は自分でも制御できないぐらいにイラついているのが自分でも分かった。
キルア)…っつ…。
スッキリしねぇな…。
心に大きな靄が渦巻いたまま、俺は寝た。
＝次の日＝
貴)う〜…ん。
おはよう…キルアぁ…。
僕が目覚めると、キルアが隣にいた。
まだ起きてないみたい…。
朝ご飯とか全然考えてないや…。
昨日のジャガイモ焼けば良いか。
バターあるから、じゃがバタみたいに食べようっと♪
貴)♪〜♪♪♪
適当にジャガイモを焼くと、バターを塗って食べた。
美味しっ！
貴)こんな開けた川で食事なんて向こうでは出来なかったからなぁ…。
フッ…っと昔の事を思い出す。
《兄)A…、おいで…。》
《貴)行かないよ〜♪お兄ちゃんが鬼じゃん！》
《兄)ばれたか、捕まえちゃうぞ！》
《貴)わぁ！捕まらないよ！》
あの頃は…本当に楽しかった。
あの日までは…。
お兄ちゃんがいなくなる日までは…。
《男)何だこいつだけかよ…。他に子供はいねぇのか？》
《兄)あぁ、此処にいるのは俺だけだ！》
《貴)お兄ちゃん…？》
《男２)何だまだいるじゃねぇか！》
《兄)止めろ！Aに触れるなぁあぁぁぁぁあ！》
貴)それで…どっか〜ん…。
食べかけのジャガイモを川に投げ捨てた。
あ〜あ、食材の無駄だ。
貴)散歩に行こう。
スタスタ…
今日はそろそろゴンが帰ってくるような気がする。
でも、その前にクラピカにも会いに行かなくちゃ。
…と、僕の前に数人の男共が現れた。
男)お前の、プレートをよこせ。
大柄の男が言った。
男２)お前が１人になるのをずっと待ってたんだ。
隣にいたひょろ長い男が言った。
男３)お前だってけがはしたくないだろ？
さ、速くプレートを渡すんだ。
その隣にいた小柄な男が言った。
こいつら…。
−−−−−
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紫音(プロフ) - 鼠ちんさん» あぁ、申し訳ありません、その内時間が取れたら、直す事にします。ご指摘ありがとうございます。 (2015年8月1日 16時) (
レス) id: eabdaff605 (このIDを非表示/違反報告)
鼠ちん(プロフ) - 最後の☆９７☆の雑談スペース(？)で一つだけキルアの表示が平仮名なのは何故ですか？ (2015年7月31日 1時) (レス) id: 7b89ed92d1 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - ユリアさん» 良ければ、あげますw要らないんで。 (2014年7月4日 13時) (レス) id: 539eeac358 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア - 弟さんいいなー・A・ (2013年11月16日 10時) (レス) id: 77d9c80f16 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - は〜るくんさん» 今は８まで作りました♪いえいえいこちらこそお世話になりまして…。 (2013年7月22日 20時) (レス) id: 98dc97a277 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫音
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shionn/
作成日時：2012年12月25日 17時
