☆786☆ ページ2
貴)僕別に邪魔なんてしませ〜ん。
王に助言もしませ〜ん。
そもそも王は僕に助言を求めるような馬鹿ではありません。
それでは貴方に勝ったと言えないからでーす。
何かご反論があるなら、どぞ〜。
若干睨まれた事にイラッときた僕は、語尾を伸ばして馬鹿にしてやった。
僕をイラッとさせるなんて、あともう少し虫の居所が悪ければ殺してたのに。
あぁ、でも血を見るのが嫌なんだった。
殺せないや。
王が尻尾をそいつの目の先に突き付ける。
王)貴様に言われるまでもなく、余はAに助言を求めるつもりはない。
そもそも、貴様は余に勝てているから、今の所生かしてあるだけだ。
それ以外となれば余の気分次第でどうとでもなる。
特にAに対しての言動には気をつけろ、余の気分を害さないように本気でかかってこい。
王の冷たい声が響いた。
可哀想だけど、それに威圧されてる眼鏡を見ても助けようとも思わない。
こいつ僕に縋って、僕を睨んで、僕だけでなく王が不正するかもしれないとか言った。
そんな奴助けたいと思う?
生憎、僕は思わない。
セレスが「まぁまぁ」何て仲裁を取ってくれなきゃ、空気は和まなかっただろう。
やたら和んだ空気のまま、対局は始まった。
僕はその間、王に寄り掛かってセレスの持ってきたアイスを食べていた。
セレスがあまりにも謝るから、王の対局の邪魔になりそうだったので、ご飯持ってきたら許してあげることにしたのだ。
ちなみに、ご飯とお味噌汁と卵焼きを持ってきたときに眼鏡の人のお腹が少し鳴ったので、セレスはチラッとそいつに一瞥をくれてやった後に梅干しおにぎりを一つあげていた、良い奴かよ。
どこのイケメンだろうとか思った。
まぁ、そうでなくても元々セレスは良い子だから何かしらあげるだろうとは思っていたけど。
僕がご飯を平らげた後に、カフェオレとか飲んで、今はアイス。
カフェオレは半分くらい王が飲んだ。(寄越せというから。)
ちなみに僕はというと、その間ずっとセレスの持ってきたアイスを食べていたので、全く王と話してない。
眼鏡野郎、僕をちらちら見てるけど、僕アイス食べてるから王と話してる暇ないから。
それにこのアイス意外にも美味しい。
セレスどこから買って来たんだろう。
−*−*
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月花 - 1から全部読ませてもらいました。続きが気になります。更新楽しみに待っているのですが、いつ頃になりそうとかわかりますか? (2019年7月22日 17時) (レス) id: b5f612912a (このIDを非表示/違反報告)
ゆともす(プロフ) - part1から楽しく読ませてもらいました!続きが気になります!更新待ってます(*^^*) (2018年9月25日 5時) (レス) id: 0710793742 (このIDを非表示/違反報告)
せいな(プロフ) - 面白くて早く続きが気になります。早く続きが出て欲しいです。頑張ってください。 (2018年8月23日 1時) (レス) id: 29f05fd235 (このIDを非表示/違反報告)
初音みのりフード - 面白いです!紫音さんの小説、面白いものばかりで、いつも楽しく読ませていただいています! (2018年8月8日 11時) (レス) id: 9104fd672a (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - とても面白いです! メルエムが可愛いww これからも頑張ってください!! おうえんしてます! (2018年6月8日 16時) (レス) id: 5752022a03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫音 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shionn/
作成日時:2017年11月12日 23時