俺達の好きな人は、なんでも出来る最強少女？！ じゅーごっ♪ 【hunter×hunter】

☆６５０☆ ページ42

キルアは僕をベッドあのあるとこまで案内した。


ゴンは寝ていた。


天使の様な寝顔…では無く無表情だ。


まあ、仕方がないのだが。


キルアが外の景色を見ている時に、僕は見た。


ゴン今、動いたじゃん。


貴)((クスッ 大丈夫。
さ、キルアは此処座ってて。
僕は、今、何かお昼ごはん作ってあげるね。
その様子じゃ、何も食べてないでしょ？


キルア)あ、ごめん…。


貴)もう、馬鹿なんだから…。


僕はそう言って、キッチンへと向かう。


貴)お土産、クッキーじゃ悪かったね。
冷蔵庫使わせて貰うよ？


僕は、キッチンで、食材を適当に選ぶと、チャーハンを作り始めた。


ニンニクのたっぷり効いた、ガーリックライスを卵でパラパラに仕上げる。


勿論野菜も沢山入ってる。


玉ねぎ少し多めで。


キルア)…。


ゴン)キルア…ありがと。


そんな声が、部屋の方から聞こえてきた。


キルア)！
なんだよ………？
ありがとって………？


ゴン)俺を…止めてくれたの、キルアだろ？
俺があのまま暴走してたら……カイトの邪魔してた。
そうすれば、3人とも…危なかった。


キルア)…でも！
俺はカイトを見殺しにした！！


そんな事無いよ、キルア。


正しい判断をしたんだよ、キルア。


カイト兄はそれを望んでいた。


だからこそ、僕がその声に気付いたんだよ？


分かってるの…？


貴)本当に…。


そう言う事で、自分を責めちゃう馬鹿なんだから…。


ゴン)カイトは生きてる！
あんな奴には絶対！！
絶対に負けない！


キルア)！


ゴン)でも…あれだけの怪我…。
奴を倒してもすぐには動けず、何処かに身を潜めて待ってる！
俺達が戻るのを！！
だから、速く戻ろう！！
強くなって！
カイトを助けに！！


キルア)(ゴン…。
お前は、光だ。)
ああ、そだな。
(時々眩し過ぎて、まっすぐ見れないけど…。
それでもお前の…傍に居て、良いかな…？)
行こう！
強くなって！！


良かったね、キルア。


ゴンも、起きてくれて良かった良かった。


ゴン)ところでキルア。


キルア)なんだ？


ゴン)誰かいるの？
とても良い匂いがするんだけど。


キルア)あぁ、それなら。
おーい。


貴)はーい♪
あら、ゴン、起きたの？


ゴン)Aっ！((ギュウ


貴)んっ…。
ちょっと、重い…。


ゴン)心配したよ、大丈夫？
友達は無事だったの？


その時、僕は心が痛んだ。


ゴン達に嘘をついてる僕。


心配してくれるのは、ありがたいけど…心が痛いよ。


−＊


次へどうぞ→

☆６５１☆→←☆６４９☆

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す