☆６４１☆ ページ33
カイト兄の声に良く似ている。
貴)…何処…、何処なの…。
こんな時だけ、木々は答えてくれない。
此処の森は僕を守ってくれている。
貴)お願い、カイト兄の所へ連れて行って！
お願いっ！
でも、木々達は消して僕を通してくれようとはしなかった。
どうして、どうしてなの！
貴)お願い、通してよ！
カイト兄は何処に居るの…、教えてよ…。
ゴンとキルアもそこに居るんでしょ？
カイト兄が瀕死の状態で、あの2人が助かる訳ないでしょ？
お願い、助けさせて…。
貴)(無断の宿泊は女王に固く止められているんだよね…。
でも、木々が僕を遮るなら、僕はワープしちゃうからね…。)
僕はフェアリーのチャームを握った。
貴)ゴンとキルアが無事でありますように…。
転送！((ヒュッ
パッ
キルア)((ハァ…ハァ…
貴)キルア！
キルア)Aっ？！
お前、どうして…。
貴)何でゴンは意識失ってんの？
カイト兄は？
キルア)カイトは俺達を逃がす為に、囮になった！
ゴンは敵を攻撃しようとしてたから、腕ずくで止めた。
貴)あ〜、頭がこれ以上イカれちゃったらどうするの？
キルア)馬鹿な事言ってる余裕はない！
転送で飛ばせるか？
貴)うん。
キルア)頼む！
貴)行くよ、転送っ！((ヒュッ
僕は少し女王に心の中で謝りながら、転送を使って、入口付近まで2人を飛ばした。
僕も入り口付近に行くのは初めてだったので、驚く。
NGLの国境って結構何もないのね。
貴)ハァ…ハァ…。
キルア)ハァ…ハァ…。
貴)こんなに長い転送って…初めて…。
キルア)俺もこんない必死で走ったのは、久々だよ…。
僕は卵型チャームを握って、人間に戻るとキルアに聞いた。
貴)何があったの？
キルア)先にカイトの仲間に電話する。
キルアが電話している間に僕はゴンを国境の外で膝枕して治療していた。
貴)お願い、起きて…。
ゴン…。
僕…何がどうなっているのか分からないよ…。
何かいけない事をした訳ではないのに、どうしてこんなに胸が苦しいの？
ぱたたっ…
何でもないのに涙が勝手に溢れて来た。
貴)ゴンがぬれちゃう…。
と言う訳で、ゴンを傍の木に寝かせると、キルアが戻ってきた。
キルア)…ゴンは…？
貴)ち…治療はしたよ。
大丈夫！
めいっぱい頑張って涙声にならない様にした。
キルア)A…。((ギュウ
貴)え…？
キルアがいきなり僕を強く抱きしめた。
ゴンを寝かせた木の下で。
＊
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ミナ - 久々に来たら続編行っててびっくりしました！！(嬉) (2015年1月1日 0時) (
レス) id: 5b7f83d22f (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 進Ｈ×Ｈ大罪(エレン･クラピカ･キング)loveさん» そうか？←別にホラーなつもりは無いぞ？ホラーな意味もないぞ？(・ω・´) まあ、嫌なら別にやめっけどwクラピカは甘くしやすいから、早く書きたい…！でも、順番あるからぁ…！ (2014年12月31日 1時) (レス) id: cf43c01a68 (このIDを非表示/違反報告)
進Ｈ×Ｈ大罪(エレン･クラピカ･キング)love - 紫音さん» 語尾の『♪』が凄く怖いです(( (2014年12月30日 23時) (レス) id: d53674b7e3 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 進Ｈ×Ｈ大罪(エレン･クラピカ･キング)loveさん» まだ大丈夫です。クラピカですか、分かりました。どーしよっかなあ♪ (2014年12月28日 23時) (レス) id: cf43c01a68 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - ライナさん» リク受付ました！←話は続編になりそうですね…。明日早起きして作りまっかぁw (2014年12月28日 23時) (レス) id: cf43c01a68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫音
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shionn/
作成日時：2014年7月26日 18時
