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貴方side
シュンは千龍を去ることを覚悟した。
それは必ずしもしなければいけないことではないという。
このまま総長を続けてもよいのだ。
シュン「そろそろかな」
そんなことを言ってきたのは三日前。
いつになく真剣さをもった面持ちでポツンとつぶやいた。
私は黙って頷いた。
前へ進むのだ。一緒に前へ。
楽しかった高校生活を思い返す。
千龍は私の居場所で、家族で、心友。
そう思っている。だからなんとなく寂しいような気もする。
でも今は未来を思い描いていられるのが楽しいのだ。どんなことが待っているのか考えるだけで楽しいのだ。
これからもみんなでさ、楽しく生きていこうよ。
終わったわけじゃないんだよ。
って言い聞かせてるけど。
やっぱ、寂しいな。もっとここにいたかったけど…
でも、この素晴らしい思い出を胸に持ち続けていればいつでも、頑張れる気がするの。
ありがとう。感謝してるよ、千龍。
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キル(プロフ) - 良い話だね (2017年1月6日 16時) (レス) id: f87224e839 (このIDを非表示/違反報告)
優夜(プロフ) - この静かな恋愛が読みやすかったです (2016年6月24日 18時) (レス) id: 5bc749cb9a (このIDを非表示/違反報告)
みーたん(プロフ) - はじめましてみーたんです!完結おめでとうございます!溺愛されてる夢主ちゃん可愛かったです! (2016年2月10日 15時) (レス) id: 6720750485 (このIDを非表示/違反報告)
アップルティー - 読んでくださった皆さん、ありがとうございました。25代目総長には溺愛する彼女がいる。やっと完結。 (2015年9月23日 8時) (レス) id: 8236e347bf (このIDを非表示/違反報告)
アップルティー - リョウさん、ありがとうございます。お待たせしました。 (2015年2月9日 15時) (レス) id: bb0d37b0e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アップルティー | 作成日時:2014年7月10日 23時