白色に注意 ページ25
〜ローレンside〜
「だから、何して欲しい？」
『だから、何もしなくていいってば！送ってくれるだけで十分だから』
「でもーでもでも」
こんな風にご飯を作ってもらった事が無いのでどんなお礼をすればいいのか分からなくてAに聞いてもこれ。埒があかん。
お金を渡しても跳ね返されて、抱こうとすると殴られる。どうすればいいんだ。
『あのね、私が作ってあげたかったから作ったの。何も返さなくていいの。分かった？』
パニくる俺のほっぺを掴んでそう言い聞かせてくるA。ふと香ったこのいい匂いは香水なのだろうか。
そっと彼女の白い首筋に鼻を寄せた。甘い香りはしたけど香水では無さそう。
『何してんの？』
「香水付けてんのかとおもったけど、違う」
『あー、ボディローションじゃない？』
「何そのエロイの」
『何もえろくない』
帰る準備を始めたA。帰って欲しくなくて邪魔をしてもあしらわれてつまらない。
彼女の帰る準備が終わったその時、窓の外でバカでかい雷がなった。
『きゃっ』
しゃがみ込んだAに近づいて震えてる小さな肩をそっと抱き寄せてみる。抵抗はされなかった。
俺の顔を見上げた彼女の目は涙でうるうるしてて、理性がぶっ飛んで行きそうになるのをどうにか抑える。
「雷きらい？」
『きらい』
スマホを出して天気予報を見る。この雷は今夜ずっと鳴り響くらしい。
「夜ずっと鳴るんだって。どーする？」
『外出れない』
「泊まる？」
『いいの？』
「Aがいいなら」
『うん、ろーれんと居る』
俺の胸にそっともたれてきたA。彼女の絹みたいな髪をそっと撫でる。
『女の子の扱い方上手いね』
「こんな事誰にもした事無いんだけどね。」
『うそだー』
少し彼女の機嫌が良くなった気がする。髪、撫でられるの好きなのかな。
「先風呂入っといで」
『はーい、ありがと』
風呂から上がってきた彼女を見て一旦、深呼吸した。ハーフパンツ渡した俺ナイスすぎる。
チラッと見える白い太腿に飛びついてしまう前に風呂に入った。熱いお湯が少し、不純な考えを溶かした。
「アイス食べる？」
『食べる』
「どれがいい？」
『バニラ味がいい』
二人、ソファに並んでアイスを食べた。甘いね、って笑いかけてくる彼女の唇にキスをするのに、何の迷いも要らなかった。
彼女の唇の方がアイスよりもっと甘かった。
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な - 伏字お願いします (3月30日 22時) (
レス) id: 596a234c08 (このIDを非表示/違反報告)
髑髏(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します。とても好きな作風の作品に出会えてとても嬉しいです！可能であればkyng登場させられないでしょうか？更新楽しみにしています！ (1月15日 0時) (レス) id: cc975a844d (このIDを非表示/違反報告)
葛(プロフ) - 色んな人と絡みがあってとても面白いです！更新頑張ってくださいね。 (1月5日 6時) (レス) @page16 id: 039532f02f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あられ | 作成日時：2023年9月14日 8時
