友達以上 ページ23
月の光が白く光るプールでイルカが二匹。ただ、自由に好きな様に泳いでる。
隣の椅子に座ってる彼もじっと見つめてる。彼の髪の毛が月光に反射してきらきら輝いていた。
「あー、帰りたくねぇー」
『うん。帰りたくない』
「今日で俺ら大分近づけたんちゃう？」
そう言いながら顔も近づけて来るから、頷く事しか出来ない。本当に、今日は夢見たいな日だった。だるさんと、デート。
『何で私の事誘ってくれたの？』
「んー、ずっと話してみたかったからかな。」
『ずっと？』
「うん。入学式で見かけてからずっと。いつか話し掛けようと思ってたら停学くらって。帰ってきたらありさかと付き合ってるし。二年になってやっとチャンスが巡って来て絶対に俺の事意識して欲しかったからここ連れて来た。」
そう言い終えた彼の優しい目に見つめられて色んな感情が混ざって心が爆発しそう。
「キス、していい？」
『うん』
彼との初めてのキスは海の味がした。
家の門の前に着いて、彼にヘルメットを脱がせてもらった。まだ、彼を帰したくなかった。
「そんな顔されたら、我慢出来やんくなるからやめて」
『はぁい。またね。』
「なぁ、今俺らってどういう関係？」
『友達じゃない？恋人でもないし』
「あ、うん。そうやんな。じゃ、また学校で。」
私が家の扉を閉めたら、彼のバイクが走り去っていく音がした。また家の前で帰してしまった。欲求不満過ぎる。口が寂しい。
部屋に戻ってベランダで煙草に火を付けた。最後の一吸いをした時ばにがバイトから帰ってきた。
『おかえりー』
「ただまー」
手を振って、二人とも家に入った。
私の体は誰かの身体が求めてるのが分かる。夜、体の熱が邪魔して中々眠りに付けなかった。
「Aー、起きてるー？」
『今メイクしてるー』
「どっか行くの？」
『行かないけど、気分？』
「じゃ、スーパーで卵買って来て。」
『えー、分かった』
次の日の昼、お母さんにそう言われ歩いて5分位の所にあるスーパーに向かった。
卵とアイスを持ってレジに並ぼうとした時、お肉コーナーの前に見覚えのある赤い髪を見つけた。
『ローレン？』
「わっ、A！？」
『もー声でかい』
「何で俺が怒られてんのよ」
彼のカゴをちらっと見ると、お酒、カップラーメン、お菓子、地獄の様なラインナップ。
『何でお酒買えんの？』
「友達がレジしてるから」
『なるほど』
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な - 伏字お願いします (3月30日 22時) (
レス) id: 596a234c08 (このIDを非表示/違反報告)
髑髏(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します。とても好きな作風の作品に出会えてとても嬉しいです！可能であればkyng登場させられないでしょうか？更新楽しみにしています！ (1月15日 0時) (レス) id: cc975a844d (このIDを非表示/違反報告)
葛(プロフ) - 色んな人と絡みがあってとても面白いです！更新頑張ってくださいね。 (1月5日 6時) (レス) @page16 id: 039532f02f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あられ | 作成日時：2023年9月14日 8時
