いい匂い ページ7
『あれ?ここ何処?』
朝日の眩しさに目を覚ました私は、裸で知らないベットに寝てる状況を見て、全てを理解する。
『私、仕事相手と寝たの?』
今日も後悔と反省から始まった朝に嫌気がさしつつも、体に毛布を巻き付け、部屋にあった鏡で髪の毛を手櫛で整えると、叶さんを探しに部屋の扉を開けた。
「え?」
扉を開けた向こうに居たのは白髪のイケメン。
「葛葉!そっち行かないでって行ったのに!」
私は状況が把握出来ないまま、段々と近づいてくる白髪のイケメンにどう対処しようと悩んでいた。
「ねぇ、あんた何でこんないい匂いすんの?」
『???』
白髪のイケメンは私の鎖骨を長い爪でなぞりながらそう言った。
「葛葉!Aから離れて!」
叶さんはイケメンを私から剥がすと、浴室まで案内してくれた。
「ここにある物自由に使ってね」
『ありがとう』
私はシャワーを浴びながら段々と冴えてきた頭で反省会をした。叶さんのものを色々借りて、身だしなみを整えると、浴室を出て、キッチンに立っている叶さんに声を掛ける。
『叶さん、色々借りました。ありがとう』
「全然いいの。連れ込んだの僕だし」
私は自分で連れ込んだ挙句、冷たく追い返したホストに心の中で謝罪した。
「パスタ作ったから、これ食べて帰って!葛葉も食べな〜」
『ありがとうございます』
天使の様な叶さんに私はすっかり絆された。
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あられ(プロフ) - kikiさん» 最高なコメントありがとうございます( ᵒ̴̶̷̤◦ᵒ̴̶̷̤ )♡kikiさんの大好きな作品になれてとても光栄です。これからも頑張ります(˶'ᵕ'˶ )︎ (7月17日 8時) (レス) id: 14434f380f (このIDを非表示/違反報告)
あられ(プロフ) - 雨と雫さん» コメントありがとうございます(՞ . .՞)"剣/持さん、未成年、厳しくて。ほしるべさんがんばってみますね! (7月17日 8時) (レス) id: 14434f380f (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 毎日読み返すほど大好きな作品です。皆んな其々魅力的でエチで最高…なにより夢主ちゃんの一言一句が可愛すぎます!あられさんの丁寧な構成と文章が大好きです。 (6月28日 0時) (レス) id: 06ea98624c (このIDを非表示/違反報告)
雨と雫(プロフ) - すごく面白いです!!できたらリクエストで剣/持さんとかできますかね?あとこれは本当に出来たらでいいんですけどほしるべさんとかできたりしますか?お願いします!!更新頑張ってください!! (6月27日 16時) (レス) @page45 id: 312a1378ed (このIDを非表示/違反報告)
あられ(プロフ) - にゃーちゃんさん» コメントありがとうございます(ᐢ>-<ᐢ)リクエスト助かります(˶'ᵕ'˶ )︎ (6月26日 8時) (レス) id: 14434f380f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あられ | 作成日時:2023年5月4日 8時