愛憎* ページ45
家に入った瞬間ドアに押し付けられる。湊の息が耳に掛かって擽ったい。
『ベットまで我慢出来なくなっちゃった?』
「なんでそんなに余裕やねん」
『私の体恋しかった?』
いつも余裕そうな湊が焦っていて、つい意地悪したくなる。質問しながらひとつずつ彼のシャツのボタンを外していく。
「死ぬほど」
彼はそう答えて私の唇に噛み付く。耳を塞がれて、彼から与えられる全てに感覚が集中する。背中をゆっくり撫でられてもう立っていられない。
「かぁいいね」
やっと唇が離れて、2人とも酸素が足りてない頭で見つめ合う。
『ベットまで連れてって』
「勿論」
優しくベットに降ろされ、彼に服を脱がせられる。私のランジェリーを見た彼が満足そうに目を細める。
「俺の色?」
『うん。湊の為に買ったの、可愛い?』
「このまま、閉じ込めて置きたいぐらい。」
『今夜は湊の物でしょ?』
「今はそれで我慢したるわ」
体中に彼からのキスが降り注ぐ。彼が私の首にあるキスマークを見て、眉を顰める。
「ローレンの?」
『見つかっちゃった』
彼はその上からもう一度キスマークを付けると満足そうに微笑んで、ベットサイドにあったネクタイで私の手首を結んだ。
「こういうの嫌い?」
『湊とだったら好き』
私の答えに満足そうに頷いた彼は私への愛撫を再開した。
「A、A」
彼の熱を目を瞑って受け止めていると、突然名前を呼ばれ目を開ける。
『どしたの?』
「腕、外してあげるから抱きしめて欲しい」
『いいよ。ね、1回ベットの上座って』
彼がベットの頭の方にもたれて腰掛ける。その上に私が乗り、彼を抱きしめる。間に何も挟まない抱擁に彼と私が一つになったように感じる。
『これ、安心するでしょ?』
「うん。でも、めちゃくちゃ興奮する」
『うん、まだ満足してないよ』
私が上になって動くと、気持ちいのか目を瞑って眉を顰める顔が可愛いかった。
「ちょ、ストップ、待って」
彼の可愛い顔を見てると急に腰を掴まれて止められる。
『どしたの?』
「も、やばい。次、俺が上」
いつもはこんな事言わない彼が焦ってるのを見て、少し彼の本当の姿を見れた気がして嬉しかった。
『湊、ぁ、かっこいいね』
「まじ、煽んな」
2人で果てたあと、彼の腕の中に包まれながら湊の体温と自分の体温が一緒になっていく感覚を味わう。
「あ、今日香水付けていくん忘れたわ」
『私、付けてない方が好きだよ』
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あられ(プロフ) - kikiさん» 最高なコメントありがとうございます( ᵒ̴̶̷̤◦ᵒ̴̶̷̤ )♡kikiさんの大好きな作品になれてとても光栄です。これからも頑張ります(˶'ᵕ'˶ )︎ (7月17日 8時) (レス) id: 14434f380f (このIDを非表示/違反報告)
あられ(プロフ) - 雨と雫さん» コメントありがとうございます(՞ . .՞)"剣/持さん、未成年、厳しくて。ほしるべさんがんばってみますね! (7月17日 8時) (レス) id: 14434f380f (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 毎日読み返すほど大好きな作品です。皆んな其々魅力的でエチで最高…なにより夢主ちゃんの一言一句が可愛すぎます!あられさんの丁寧な構成と文章が大好きです。 (6月28日 0時) (レス) id: 06ea98624c (このIDを非表示/違反報告)
雨と雫(プロフ) - すごく面白いです!!できたらリクエストで剣/持さんとかできますかね?あとこれは本当に出来たらでいいんですけどほしるべさんとかできたりしますか?お願いします!!更新頑張ってください!! (6月27日 16時) (レス) @page45 id: 312a1378ed (このIDを非表示/違反報告)
あられ(プロフ) - にゃーちゃんさん» コメントありがとうございます(ᐢ>-<ᐢ)リクエスト助かります(˶'ᵕ'˶ )︎ (6月26日 8時) (レス) id: 14434f380f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あられ | 作成日時:2023年5月4日 8時