飲み会なんて ページ36
「何か、適当に座ってて」
そう言われたので、目に付いたソファに腰を下ろす。する事もないので、家をきょろきょろ見回す。突然インターホンが鳴る。
「ごめん。出といて〜」
『え、うん。』
隣の部屋からイブさんの声が聞こえて、玄関に向かう。知ってる人だったら良いなと思いながら扉を開ける。
「え、。部屋間違えました。すいません。」
『あの、イブラヒムさんの家です。』
「あ、あぁ。お、お邪魔します。」
背は高いのにおどおどしてる。女の人苦手なのかな?なんて思いながらその人に続いて部屋に入る。
「甲斐田じゃん。早くね?」
「イブさんが呼んだんじゃないすか」
「あ、こいつ甲斐田晴。後輩。」
『Aです。』
甲斐田さんは私達を交互に見る。
「付き合ってないよ。」
「あ、ですよね。」
『なんか買い出し行ってこようか?』
「ウーバーするし大丈夫」
『りょーかい』
ソファに座ると、隣に甲斐田さんも座った。
「イブさんの友達っすか?」
『うん。晴くんでいい?』
「大丈夫です。Aちゃんで良い?」
『もちろん』
話してるとイブさんにJoy-Conを渡される。
「マリカしようぜ」
『めちゃくちゃ強いけど大丈夫?』
「いや、負けないっすよ」
人とするゲームは最高に楽しい。3人でわいわい話してるとインターホンが鳴った。
「A、出てみて」
『いいよ』
扉の穴を覗くと、そこにはローレンが居た。悪戯したくなるのはローレンのせい。
『わっ!』
「ぎゃっ!え?A?」
『びっくりした?』
「うん。それより何でおる?」
『色々あって』
納得してなさそうな顔をしてるローレンを部屋の中に入れる。
「そのワンピめちゃくちゃ似合ってる」
『ん?ありがと。ローレンもその髪型かっこいい』
私がそう言うと照れたように笑う彼に胸がきゅんと鳴いた。
「あ、ローレン来た。もうお酒飲み始めようぜ」
ローレンが買って来てくれたお酒を皆で選ぶ。
「Aちゃんどれ飲む?」
『んー、氷結かな。』
「1番強いの選ぶやん」
お酒を飲みながら4人でボードゲームをする。イブさんが1抜けで、ローレンと私で泥試合をしてると、またインターホンが鳴る。
「俺、出てくるわ」
イブさんが玄関に向かった。私はお酒も程よく回って、笑いながらローレンとゲームを続けた。
「Aいんじゃん!」
「葛葉に言ってなかったのかよ」
『かなかな、久しぶり』
「A」
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あられ(プロフ) - kikiさん» 最高なコメントありがとうございます( ᵒ̴̶̷̤◦ᵒ̴̶̷̤ )♡kikiさんの大好きな作品になれてとても光栄です。これからも頑張ります(˶'ᵕ'˶ )︎ (7月17日 8時) (レス) id: 14434f380f (このIDを非表示/違反報告)
あられ(プロフ) - 雨と雫さん» コメントありがとうございます(՞ . .՞)"剣/持さん、未成年、厳しくて。ほしるべさんがんばってみますね! (7月17日 8時) (レス) id: 14434f380f (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 毎日読み返すほど大好きな作品です。皆んな其々魅力的でエチで最高…なにより夢主ちゃんの一言一句が可愛すぎます!あられさんの丁寧な構成と文章が大好きです。 (6月28日 0時) (レス) id: 06ea98624c (このIDを非表示/違反報告)
雨と雫(プロフ) - すごく面白いです!!できたらリクエストで剣/持さんとかできますかね?あとこれは本当に出来たらでいいんですけどほしるべさんとかできたりしますか?お願いします!!更新頑張ってください!! (6月27日 16時) (レス) @page45 id: 312a1378ed (このIDを非表示/違反報告)
あられ(プロフ) - にゃーちゃんさん» コメントありがとうございます(ᐢ>-<ᐢ)リクエスト助かります(˶'ᵕ'˶ )︎ (6月26日 8時) (レス) id: 14434f380f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あられ | 作成日時:2023年5月4日 8時