可愛い吸血鬼＊ ページ21
イヤホンから聞こえてくる叶さんの声はいつもと変わらなかった。
『全然平気そうじゃん』
もし、私が配信にまで影響を及ぼしていたら申し訳ないなと思い、叶さんの配信を開いてみたけど、叶さんの声はいつものテンションと変わらない。
「叶のリスナーなの？」
叶さんと会った次の日の夜、突然吸血鬼はやって来た。
『髪の毛ちゃんと拭きなよ。風邪ひくよ』
私がそう言うと彼はソファに座っている私の膝の間に座った。私は彼の肩に掛かっていたタオルを取って頭を拭いてあげる。
「俺、同じ女と2回会うの、初めて」
『へー』
「興味無い感じ？」
『うん。無いね』
私が頭を拭き終わると、彼はドライヤーも持ってきた。透き通るような白髪に手を通す。久々に人にドライヤーしたなぁと思いながら、サラサラな髪の毛の手触りを楽しんだ。
「それ、もっとして」
ドライヤーが終わって、不思議な耳の形だなと思いながら耳を触っていると、彼は気持ち良さそうに目を細めてそう言った。
『声、出てるよ』
「え、」
強弱を付けたり、ピアスを弄ったりしていると、段々と彼の息は甘くなっていた。それを言うと彼はハッとしたように口を抑えた。
『かわいいね』
「お前といると調子狂うわ」
彼はお返しという風にショートパンツを履いている私の内腿にキスマークを付けた。
『えっち』
「もっとえっちなことしてぇ」
彼の口から出なさそうな言葉に、私は笑いながら彼にキスをした。
『今日は意識ある時に血吸って？』
私の横に座った彼の膝の上に乗って私はそう言った。
「やっぱ覚えてんのかよ」
『うん。思い出した』
「あんだけよがってたのによく覚えてんな」
『葛葉のせいじゃん』
私がそう言うと彼は私の首にキスをした。
「噛むよ、ちょっと痛いかも」
『痛いのすき』
彼は私の首に噛み付いた。思っていたより痛くなかった。
「はぁ、マジで美味い」
『私って美味しいの？』
「今まで吸った奴ん中で1番美味い」
そう言って彼はまた首に噛み付いた。やばい、これ気持ちいい。
『ん、んっ、』
「んふ、気持ちくなっちゃった？」
口から血を垂らす彼が余りにも妖艶で、私は堪らず彼にキスをした。
『血の味する』
「当たり前だろ」
『ねぇ、なんか当たってる』
「お前見てると我慢なんて出来ねぇの」
そう言うと彼は私の上の服を脱がせ、私の胸に噛み付いた。
『ひやぁ、そこ、むり』
「ここ柔らかくて飲みやすい」
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あられ(プロフ) - kikiさん» 最高なコメントありがとうございます( ᵒ̴̶̷̤◦ᵒ̴̶̷̤ )♡kikiさんの大好きな作品になれてとても光栄です。これからも頑張ります(˶'ᵕ'˶ )︎ (7月17日 8時) (
レス) id: 14434f380f (このIDを非表示/違反報告)
あられ(プロフ) - 雨と雫さん» コメントありがとうございます(՞ . .՞)"剣/持さん、未成年、厳しくて。ほしるべさんがんばってみますね！ (7月17日 8時) (レス) id: 14434f380f (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 毎日読み返すほど大好きな作品です。皆んな其々魅力的でｴﾁで最高…なにより夢主ちゃんの一言一句が可愛すぎます！あられさんの丁寧な構成と文章が大好きです。 (6月28日 0時) (レス) id: 06ea98624c (このIDを非表示/違反報告)
雨と雫(プロフ) - すごく面白いです！！できたらリクエストで剣/持さんとかできますかね？あとこれは本当に出来たらでいいんですけどほしるべさんとかできたりしますか？お願いします！！更新頑張ってください！！ (6月27日 16時) (レス) @page45 id: 312a1378ed (このIDを非表示/違反報告)
あられ(プロフ) - にゃーちゃんさん» コメントありがとうございます(ᐢ>-<ᐢ)リクエスト助かります(˶'ᵕ'˶ )︎ (6月26日 8時) (レス) id: 14434f380f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あられ | 作成日時：2023年5月4日 8時
