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しばらく無言で、お互い視線を交えた。
「ニ、ノ…あ、ありがと…」
まだ少し震える唇で、お礼を言うと
「よかったです、あなたが無事で。」
と言って、小さく笑った。
どうやって俺のこと助けてくれたのかな
とも思ったけど、なんとなく聞くのはやめた。
ニノはチカラを使いたがらないはずだから。
それなのに、俺のために使ってくれたんだよね…
そう思うと、聞くのは失礼かな。
そう頭の中でまとめて、俺は立ち上がった。
うん、大丈夫。
もう足は震えてない。
「大丈夫？ 無理しないでくださいよ」
「無理してないよ、帰ろ。相葉ちゃん待ってるでしょ？」
言葉を交わして、俺らは帰路につく。
だけど
歩き始めてすぐに、ニノは俺を見ずに言った。
「…人間の脳にはね、電気信号が流れてるんですよ。」
「え？」
いきなりのことで何を言ってるのかと思ったけど
ああ、さっきのことかとすぐにわかった。
…俺の考えてたこと、わかっちゃったのかな？
「俺はそれも操れるんです。」
そう言うニノからは感情が読めなかった。
もしかしたら、俺に読ませないようにしてるのかもしれないけど。
ニノの瞳は何処か遠くを見てて
見ているとなんか悲しくなってくる。
彼の普通の茶色く戻った瞳が
もう、辛そうに悲しそうに揺れることはなかったけど…
「ごめん、帰ろっか。」
そう言って、ニノはにこりと笑った。
「…ん。帰ろう。」
そんな彼に何も言うことができず
言うべき言葉が見つからず
俺はそう返すのがやっとだった。
ぴょこぴょこと小さく揺れる
俺の少し先を行く背中を見ながら
「どこにも行くなよ…」
と、なぜかその言葉が俺の口から漏れていた。
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くろねこ(プロフ) - アビリティさん» コメント、ありがとうございます*\(^o^)/* ニノが新たな作戦で、翔さんの記憶に挑みます！果たして、翔さんは無事、ニノのことを思い出せるのでしょうか…？乞うご期待！笑 (2015年7月28日 23時) (
レス) id: ac080df625 (このIDを非表示/違反報告)
アビリティ(プロフ) - 翔ちゃんは3人の中で一番思い出すのが大変そう…(；´Д`） (2015年7月26日 22時) (レス) id: 795da3e9d8 (このIDを非表示/違反報告)
くろねこ(プロフ) - 夢希さん» 無事、松潤は思い出すことができました！あとは翔くん…。嵐の絆は、いかに？笑 (2015年7月26日 11時) (レス) id: ac080df625 (このIDを非表示/違反報告)
くろねこ(プロフ) - サニーさん» コメントありがとうございます( ´ ▽ ` )ﾉそう言っていただけるとすごく嬉しいです！書いてる甲斐があります笑 どうぞこれからもよろしくお願いします(^o^)/ (2015年7月26日 11時) (レス) id: ac080df625 (このIDを非表示/違反報告)
くろねこ(プロフ) - satoshiikoさん» あと翔くんだけです！四人は思い出させることができるのか…笑 (2015年7月26日 11時) (レス) id: ac080df625 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろねこ
| 作成日時：2015年5月31日 11時
