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Aと別れたくない。
自分からさよならを言うなんて無理。
そんな思いばかりが頭を占領する。
ただ、�犧�まで通り�瓩鯔召鵑任い覯兇竜せ�ちなんか無視して、
出来事はどんどん進んでいくんだ。
．
「廉…。
これから私達だけで生きていくのは大変よ。借金だって沢山あるし…。
廉には自分を犠牲にして欲しくないの。」
「おっかぁ…。」
「だから、母さんの実家へ帰りましょう。
一週間後、出発ね。」
俺の思いとは裏腹に、父親がいなくなって3日目の朝。
母親から告げられたこれからの事。
おっかぁの実家はイギリスにある。
だって、イギリスと日本のハーフやから。
この街から、この国から、
いなくなってしまえば、きっと落ち着いて暮らせる。
俺らは英語だって喋れるし、長期休暇のときはよくイギリスにいた。
全く知らない土地なんかじゃない。
おばあちゃんもおじいちゃんも、大好きや。
でも…イギリスに行ってもどうなるかなんて分からない。
簡単には日本に帰って来ることなんか出来ない。
第一、俺には背負うものがある。
それは、きっとAを傷つける事になる。
─────
お話の都合上廉くんのママはハーフになっていますが、
これはフィクションです！
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作者名：Lein | 作成日時：2017年12月13日 16時
