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しばらくしてインターホンが鳴る
画面いっぱいに息を切らせたスングァン
「今開け『早く！！』
オートロックを解除する前に画面から消えていく
玄関の鍵を開けておくとすごい勢いで転がり込んできた
「ボノナどういうこと！？俺聞いてないよ！結婚するなんて！しかもAとだなんて！」
「言ってない」
荒れ狂うスングァンを横目に食べ続けるバーノン
ナニコレ修羅場？
「さっきボノニのお父さんから電話あったの！！ハンソラが結婚するんだって綺麗な人連れて来たって！！」
「綺麗な人って私！？」
「反応するとこそこじゃないでしょ」
めちゃくちゃ冷静にバーノンが言う
「名前聞いたらAだって言うから！！」
「うん」
「俺聞いてない！！仲間外れにしないでよ！！！」
「えっ そこ？！」
思わず口を挟んでしまった
「してない」
「そうだよスングァン 私たち結婚なんてしないよ」
「え？しないの？ だってボノニのお父さんすごく喜んでたよ…？」
急に落ち着きを取り戻したスングァンが目をキュルキュルにして唇を突き出して言った
「しないよ〜」
私が笑いながら否定するとバーノンは食べるのをやめた
「するよ。でもスングァニを仲間外れにはしてない」
私の時が止まった
スングァンの時も止まった
バーノンの箸は止まらなかった
「え、と Aがマリッジブルーなの…かな…？」
スングァンが時を動かす
精一杯状況把握に努めるスングァンは見たことない汗をかいていた
どうやら自分が本当の修羅場を起こしてしまったと思っているみたい
え、ていうか私たちほんとに結婚するんだ？
「あは、うんそうみたいあははは」
私も冷や汗が止まらないなんだこれ
あいかわらずバーノンの箸も止まらない
「スングァンも食べなよ！今日バーノンがひとりでおつかい行ってくれたんだよ！デザートにアイスもあるし！」
「本当！？じゃ、じゃあお言葉に甘えていただきまーす」
スングァンもなんとか場をもたせようと明るく振る舞う
バーノンはというと黙々と食べ続けている
ちょっと機嫌が悪い気もしなくはないし、いつも通りな気もしなくはない
食卓には私とスングァンの空笑いが響いている
ピザが片付いたあたりでスングァンがヤケを起こして元々絡み酒するために持参していた焼酎を開けた
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豆大福(プロフ) - なのさん» ありがとうございます〜！嬉しすぎます。ずっと仕舞い込まれていた指輪だったので日の目をみられてよかったです。沼へようこそ！！ (9月6日 0時) (
レス) id: 7b8702f689 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 指輪の住所が正式に私の薬指に、っていうセリフちょーーーーーー好きです！！！！え、何この表現って思いました。天才すぎます。なんだろう、なんかすごく素敵な表現ですよね。どんどんハンソルの沼に追いやられて落ちました、、、表現力最高です！ (8月26日 19時) (レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
豆大福(プロフ) - SSR社畜さん» はじめまして。とても嬉しいコメントありがとうございます。そんなに思っていただけるなんて...！悩みながら書いた甲斐がありました！数少ないですが他の作品も楽しんでもらえたら嬉しいです。 (8月3日 21時) (レス) id: dcf3925870 (このIDを非表示/違反報告)
SSR社畜 - なんなら他グルペンだし、セブチあまり詳しくないのに読んでしまいました。正直一字一字大切に読んでしまうくらい面白かったです。ちょっとセブチ勉強して、豆大福さんの作品読破してきます。本当に幸せな気持ちです。ありがとうございました。 (7月28日 11時) (レス) @page50 id: 1d6122fb3f (このIDを非表示/違反報告)
towa(プロフ) - 豆大福さん» ミンギュの日にお返事いただいてましたね、うれしいです。読んでいただいてたんですね…！ありがとうございます。これからもお話拝見いたします。お体にご自愛くださいませ。 (2023年4月11日 20時) (レス) id: fa21bc1285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆大福 | 作成日時：2022年12月11日 21時
