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私が好きな食べ物だけで埋め尽くされたテーブル
「なんか私の好きなものばっかりだ」
「うん」
「バーノンが好きなピザ屋さんここじゃなくない？」
「Aはこっちが好きじゃん」
「キンパもチゲもこのお店じゃなくて3つ隣のお店の方が好きじゃん」
「Aが好きなのはこっちでしょ」
「そうだけど…てっきり食べたいものがあるから自分からおつかい行ったのかと思った」
「チキンとこれもこれも好きな店同じ」
そうだアイス忘れてた なんて言って放置されたままの袋の一つを開封して冷凍庫に運んでいく
「デザートまで完璧じゃん…」
「パーティーだから」
席に戻って再びお箸を伸ばしたバーノンはご飯に目線をやったまま A緊張して疲れてたから とつぶやいた
なんだろう、息子が初めて母の日にお花をくれたみたいなこの気持ちは
「ありがと」
なんだかうれしくてむず痒いような
4年一緒にいてもアンタのことよくわかんないよ
「ん」
一瞬こっちを見てまたご飯に夢中になる
「よし 今日は食べて食べて食べまくるぞー！ ね、アイス何味？」
「チョコとイチゴとクッキークリーム」
「天才？サイズは」
「ハーフガロン」
「大天才！？愛してるボノナ！！」
かんぱーい！と無理やりバーノンにコーラを持たせる 勢い余って少し中身がこぼれたところでスマホが鳴った
「私のじゃないよ バーノンじゃない？」
「お、スングァニだ」
「早くでな」
なんかひとりで盛り上がってしまったところでバーノンの最愛、ブスングァンから着信
バーノンの高校からの友達で会社は違うけど同じ街で働く社会人仲間。時々一緒にご飯を食べる
通話ボタンを押したバーノンがすぐに耳からスマホを遠ざけた
向かいにいる私にも聞こえてくるくらい大きい声で何か話してる
スマホを遠ざけたままバーノンも大きな声で話す
「なに」
『だから＄＆△※？＃＠』
「なんかあったの？大丈夫？」
「スングァナ落ち着いて」
『俺は落ち着いてるよ！落ち着いてないのはボノニだよ！！』
「俺は落ち着いてる」
『今どこ！？』
「Aの家」
スマホから声にならない悲鳴が聞こえる
『変なことしてないよね！？今から行くからちょっと持ってて』
「変なことってなによ 失礼なﾌﾞﾁｯ
あいつ人の話聞かずに切りやがった
「スングァナ今から来るって」
「みたいだね」
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豆大福(プロフ) - なのさん» ありがとうございます〜！嬉しすぎます。ずっと仕舞い込まれていた指輪だったので日の目をみられてよかったです。沼へようこそ！！ (9月6日 0時) (
レス) id: 7b8702f689 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 指輪の住所が正式に私の薬指に、っていうセリフちょーーーーーー好きです！！！！え、何この表現って思いました。天才すぎます。なんだろう、なんかすごく素敵な表現ですよね。どんどんハンソルの沼に追いやられて落ちました、、、表現力最高です！ (8月26日 19時) (レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
豆大福(プロフ) - SSR社畜さん» はじめまして。とても嬉しいコメントありがとうございます。そんなに思っていただけるなんて...！悩みながら書いた甲斐がありました！数少ないですが他の作品も楽しんでもらえたら嬉しいです。 (8月3日 21時) (レス) id: dcf3925870 (このIDを非表示/違反報告)
SSR社畜 - なんなら他グルペンだし、セブチあまり詳しくないのに読んでしまいました。正直一字一字大切に読んでしまうくらい面白かったです。ちょっとセブチ勉強して、豆大福さんの作品読破してきます。本当に幸せな気持ちです。ありがとうございました。 (7月28日 11時) (レス) @page50 id: 1d6122fb3f (このIDを非表示/違反報告)
towa(プロフ) - 豆大福さん» ミンギュの日にお返事いただいてましたね、うれしいです。読んでいただいてたんですね…！ありがとうございます。これからもお話拝見いたします。お体にご自愛くださいませ。 (2023年4月11日 20時) (レス) id: fa21bc1285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆大福 | 作成日時：2022年12月11日 21時
