I'm a fool of love for you

スングァンとの出会い頭集 ページ41

「YO〜 What's up bro〜」

「Hey ma〜n」

「は？Aに言ってないんだけど」

「は？意味わかんないテンションに合わせてあげたんですけど」

「頼んでまっせ〜ん」

「帰ってくだっさ〜い」


———


「ごめん遅れた〜」

「マジで遅い！」

「仕事が終わらなかったんだからしょうがないでしょ」

「ボノニは間に合ってますが？」

「同じ職場だからって同じ仕事してるわけじゃないんですが？」

「お腹すいたから早く座って」

「あ、ごめん」

「ごめんボノニ なに食べる？」

「うざ」


———


「はー疲れた 今日は何か買って帰ろ」

「わっ！！」

「ぎゃー！」

「お疲れ 今帰り？」

「なんだスングァンか びっくりした」

「なんだって何」

「そのままの意味ですね 出会い頭に驚かすとか小学生ですか？」

「はいそうですぅ 8歳ですぅ」

「わぁかわいそう」

「ムカつく〜！」


———


「お スングァンじゃん 何してんの」

「何もクソもランチタイムですけど」

「わー クソとか言っちゃダメなんだー！」

「だる…」

「ひとり？今から？」

「そうだけど、まさか隣に座るとか言わないよね？」

「逆に隣に座らない意味なに？不仲説流すよ」

「勝手に流せ てか誰に流すんだよ」


———


「ボノナお待たせー！」

「マジで待ったし 私今お腹すいてて最高に機嫌悪いよ」

「え、どちら様ですか？」

「バーノン、テーブル変えよっか 知らない人来たし」

「うん」

「や、待ってよ ごめんって！ボノニもなんで同意すんの！」


———


「へぇ Aの家ってこんな感じなんだ」

「あんまり人の家ジロジロみないでもらえます？」

「ふぅん まぁ家具のセンスは悪くないね」

「何目線？」

「水回りも綺麗にしてんだね」

「いい加減にしろ」

「まさかボノニの歯ブラシ置いてないだろうな！」

「置いてねぇよ 頼まれても置かないから」

「え」

「あ〜ボノニ傷ついた！ チクチク言葉だー！」

「これ以上家に帰らなくなったら困るので」

「せんせー！Aさんがボノニ泣かせましたー！」

「もう帰れ」


———


「もしもし？」

『A？』

「うん どうしたの」

『俺ケーキ食べたい』

「は？」

『チョコケーキがいい』

「聞いてないですぅ」

『寒いから早く買って帰ってきてくれない？』

「なんて？今どこにいるの」

『Aんちのエントランス』

「は〜？何してんのさ」

『ボノニもいるよん』

「いるよん じゃないから」

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