入学おめでとう。 ページ2
大先生side
わぁい今日から高校生だ！
グルちゃん達もおるし、楽しそうやな！中学での問題児は健在なんかな！
でもな、このクソ校長の話は長いねん。やめろや。
「えー、」とか数えるのもすぐに飽きたわ。
ゾム「…なぁ大先生。」
隣にいるゾムが小声で聞いてくる。
ゾム「あれ、トントンちゃう…？」
鬱「…ん？お、そうやな…！」
やけにぐったりした顔やけどどうしたんやろ。
校長の話が終わった瞬間。
「諸君！入学おめでとう！」
後ろから聞き覚えのあるバリトンボイス、
まさか
バッ、と後ろを振り返る。
グル「この学校の生徒会長、グルッペンだ！！」
鬱「ぐっ…グルちゃん…！！」
トン「ま た か よ 」
コネ「おぉ！！グル氏やん！！どうしたん！？」
会場はざわざわとし、その中でも問題児組(ひとらんとオスマン、エミさんは除く)がイスから立ち上がっている。
シャオ「シッマ、声抑えんと！！！」
コネ「お前もやわ！！あっはっはっはっは！！」
グル「さぁ！楽しい学校生活を送ろうじゃないか！」
トン「お前らうるさいわ！静かにしろ！座れ！」
と、トンちがなだめた所で一旦静かになる。
その後は無事に入学式が終わった。
ーーーー
その後の教室で。
先生「…えー…、その、だな。コネシマ達は生徒会長と知り合いなのか？」
鬱「え？はい。」
コネ「そうやな！よくつるんどったわ！」
ゾム「またいたずらしようなシッマ！」
先生はあぁ…と呟きながら頭を抑える。どうしたんやろ。
ーーーー
昼休憩。
グル「やぁ諸君！」
鬱「あ、グルちゃん！」
一年の教室に生徒会長が来たことで、ザワザワとし始める。
グル「…粛清の時間や、逃げるゾ！！！」
あ
コネ「おん！！」
ゾム「大先生お米様だっこしてやるわ！」
シャオ「逃げるぞー！」
ロボ「ちょ、ゾム！俺も担いでや！」
嵐のように過ぎ去って行く５人。
なんだ、と生徒が思っていると。
トン「あのぉ、うちのバカども知らん…？」
にっっっこりしているが、目が笑ってないです怖い。
「あ、あっちです…」
怯えながらも方向を指し示す一年生
トン「そーかそーか、ありがとな！」
笑顔でお礼を言われ、ホッ、としたのもつかの間。
トン「あーぁ…これは粛清不可避ですわぁ…さぁてどうしてやろうかな…」
などと物騒な事を言ったのでめちゃめちゃ怖い。
そんな彼等の日常、見ていきませんか？
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作者名：りんごたべたい | 作成日時：2018年8月14日 8時
