愚 か な ピ エ ロ た ち

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「 最近思ってたんだけどさ、

何か俺に隠し事してるんじゃね？ 」



『 ……なんも、ないよ？ 』



「 嘘、ほら、言ってみ？ 」









私が見下げるように、玲於がしゃがんで


優しい顔で私を見る


こういう所なんだよね、私が惚れたのは


だから今だって、いっぱい涙が出る









『 ……玲於っ、これ見て 』



「 ……ッ 」









私は、今までのアンチを玲於に見せた









『 ごめんね、玲於っ、皆に認められる彼女じゃくて 』









すると、ギュって抱きしめられる


いつもと同じこの感じ


だけど、耳元で鼻のすする音









『 え、玲於泣いてるの？ 』



「 バカッ、こっち見んな 」



『 玲於、別れ… 』



「 別れるなんて言わせねーよ 」



『 …、え 』



「 ごめん、今まで辛い思いさせて、

俺のせいで怪我までさせて、

俺の事を好きでいてくれるファンも好きだけど

俺は、Aだけを愛していくて決めてるから









だから簡単に "別れよ" なんて言わないで 」









そう言って、私の携帯を奪って写真を撮る


その写真を玲於の携帯に送ると、


私の携帯に通知音が鳴る









「 お前、通知オンにしてんのかよ 」









そんなこと言うから、


私の携帯の電源をつけると









〔 reo_sano_official_accさんが写真をシェア… 〕









『 ちょっ、何投稿したの？ 』



「 俺の愛ってやつ 」









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