愚 か な ピ エ ロ た ち

◇ ページ12

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ぅわ、本物、、、









「 あ、涼太ファン！ 」









私の私物に、涼太くんファンって分かるくらいの


グッズを付けているせいか、隼くんが気づいてくれた。









「 、で、そっちの子は、、、 」



マイ「 あ、龍友くん、です、！ 」



「 最後の最後で、ヴォーカルかーい！ 」









は、隼くん、ごめんなさいって


うん、一応皆好きだけどね。









「 Aちゃん、こっち 」









涼太くんに手招きされて、隣の位置に。









「 間違ってたらゴメンだけど、去年も来てくれた？ 」



『 え、』



「 あ、やっぱり間違ってたかー 」









いや、間違ってはないです。


ただそれが、ほんとに私なのかなとか、


ほんとに私だったら覚えててくれてたっていう


嬉しさが、、、









『 来ました、去年 』



「 え、じゃ、あの時俺に子犬のキーホルダー見せてくれた子？ 」









わ、私の事、、、









『 は、はい！ 』



「 良かった〜、今日のライブでフリスビーの時、目合ったね 」



『 ほんとに、私だったんですね、 』



「 Aちゃん以外に誰がいるの、笑 」



『 ほんと、好きです、涼太くん 』









夢みたい、もう私死ぬのかな、笑


バクステまで来て、


涼太くんとこんなにも沢山お話できるなんて









「 Aちゃん、今度も来てね 」



『 はい、絶対行きます！ 』



「 よし、じゃ始まったらすぐに、Aちゃん見つけちゃお 」



『 え、そ、それは、、 』



「 ほんと、かわいいね 」









ずっと好きだった貴方に、


私の気持ちが届きました。


手の届かない存在だと思ってた貴方が


私のことを知っててくれてました。









大好きです、涼太くん。









___片寄涼太 END









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