甘えることと頼る事 ３ ページ29
彼らが優しいことは分かっているから、
彼らの優しさに甘えてしまいたくなかった･･･。」
彼らだって、人間なんかの事情に巻き込まれるのはゴメンなはずだ。
それにもう、
もう、子供の甘えなんか許される年じゃない。
に「主。それは甘えじゃないよ。」
え？
に「頼ることと甘えることは同じじゃないよ。似て非なるものだ。
甘えは、自分一人でも出来ることを出来ないと言い、他者に手伝わせること。
頼ることは、自分の手に負いきれないことを出来ないと認め、他者に助けを求めることだよ。
一人でやろうとすることは悪い事じゃない。
でも出来る範囲、手の届く範囲でやらなきゃ。そうじゃなければ、それは挑戦や努力じゃなくて、ただの無謀だよ。
･･････なんて、くさいかな？」
一体、何が言いたいのだろうか。
「･･････私がやっていることは、無謀ですか？」
に「うん。
僕から見れば、無謀に見える。
厳しいことを言うようだけれど、子供の悪足掻きに見える。
･･･でもさ、分からないわけじゃないんだよ。君の行動、考え方はさ。」
「あなたはっ！･･････刀でしょう？
刀の付喪神でしょう･･･!?
どうして･･･どうして分かるなんて言えるんです？
私と同じ経験をしたわけじゃ･･･ましてや、人間なわけじゃないのに･･････！」
今、私はかなり酷いことを言っている気がする。気を使ってくれている神様に対して、
『あなたは人間じゃないから分からないでしょ？』なんて･･･
に「･･････ところがね。
僕は元、人間なんだ。
･･････これもナイショだよ？」
･･････へ？
今、すっごく重大なことを言われた気がする。
「にっかりさんが･･･元人間･･･？」
に「実はそうなんだよね。
うっかり死んじゃったと思ったら本霊様に拾われて、付喪神として生まれ変わったんだよ。
･･･詳しく聞きたいだろうけど、
今はお預け。
僕は元人間だったから、人の醜い部分も、汚い部分も、弱い部分も、よーく知っているよ。」
「っぁ･･･私、人間じゃないって･･･酷いことを･･･。」
に「ふふふっ、いいんだよ気にしなくて。
今や事実だからね。
それに、僕は後悔してない。
だってこの身体なら、君を助けてあげられる。」
「っ、どうして･･･？あなたには､」
に「関係ないって？」
その言葉に息が詰まる。
に「君はもう、僕の主なんだからね？」
関係なくなんて無いんだよ。
その言葉が、ひどく暖かく感じた。
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ユーユ - 審神者ちゃんが可愛い！まぁ、政府がクズだけど…これからも、応援します。頑張ってください! (2017年12月29日 1時) (
レス) id: 4f8f173553 (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き！！！ - 面白過ぎて一話から一気にお風呂ターイムまで読んじゃいました！！！更新頑張って下さい！応援して居ります！！！青江からです！どうぞ！青「凄く良かったよ？あ、小説の事だよ？ふふふっ応援してるからね？」だそうです！では、さようなら。青「じゃあね。」 (2017年12月26日 16時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
彩斗(プロフ) - 面白くていっきに読んじゃいました！更新頑張ってください！ (2017年12月26日 12時) (レス) id: a1d8c37296 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月 - 面白いです！更新頑張って下さい川ωΦ (2017年12月25日 18時) (レス) id: 21fc62fd0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：腹ぺこカボチャ | 作成日時：2017年11月29日 2時
