甘えることと頼る事 ページ27
千尋side
神無「母方の叔父がいるんです。
母から、曲がったことが嫌いで、神様を大事にする人だと聞いていますから、問題を起こせば私に気が付いてくれると思ったんです。」
「そんなことが･･･
というよりも、月読命が遊びに来ていたんだね？驚いたよ。」
でも、それなら彼女から漂う神気にも納得がいく。加護を受けていると考えるのが妥当だろう。
「月読命に助けを求めようとは思わなかったのかい？」
神無「･･･人間なんかの醜い感情にあの綺麗な神様を巻き込んでしまいたくなかったんです。」
･･･どうやら、僕の主は優しすぎるみたいだ。
だからあえて自分が苦しい道を選ぶのだろう。
この話を聞いて、じっとしていられる僕じゃないからね。
まずは･･･
(本霊様。刀剣男士たちは無理矢理従属的立場に？)
【いや、刀剣は人間に使われてこそだからね。僕らの本質はやはり、物なんだ。
また戦場を舞うことが出来るならと僕は了承したんだ。】
(そっか･･･そこはブラックの疑惑が晴れたね。
次にだけど、主から漂っている神気は月読命の加護によるもので間違いないかい？)
【うーん･･･加護って感じもあるけど、もっと根幹･･･彼女自身も神気を持っているね。】
･･･ん？どういうこと？
【神社の子だって言っていたよね。
多分、父方の先祖が昔神と交わっているんじゃないかな。かなり強いから、先祖返りあたりが妥当なんじゃないかな。】
もしかして、この本丸の刀剣男士達が必要以上に怯えていたのって、この神気のせい？
どうしても優しすぎる主だから、結局詰めが甘めでブラックになりきれていない。
･･･いや、いいことだけど。
だから僕にはあれだけ怯える訳が分からなかったんだ。
【･･･うーん･･･それは多分、君自身の神気、僕が分けたものじゃない神気が彼女よりも強いからだと思うよ。】
はぇ？
(･･･その話は後でじっくり聞かせてもらうことにするよ。)
とりあえず、
「ねぇ主。みんなに事情を話して協力してもらったら良かったんじゃないのかい？」
神無「っ、それは一回考えました。
でも同情で理不尽を受け入れて欲しくなくて、
どうせなら心の片隅でもいいから、私を憎んで、私を許さないで欲しかった･･･。
彼らが優しいことは分かっているから、
彼らの優しさに甘えてしまいたくなかった･･･。」
「･･･主。それは甘えじゃないよ。」
誰かを頼る事を諦めたらいけないよ。
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ユーユ - 審神者ちゃんが可愛い！まぁ、政府がクズだけど…これからも、応援します。頑張ってください! (2017年12月29日 1時) (
レス) id: 4f8f173553 (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き！！！ - 面白過ぎて一話から一気にお風呂ターイムまで読んじゃいました！！！更新頑張って下さい！応援して居ります！！！青江からです！どうぞ！青「凄く良かったよ？あ、小説の事だよ？ふふふっ応援してるからね？」だそうです！では、さようなら。青「じゃあね。」 (2017年12月26日 16時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
彩斗(プロフ) - 面白くていっきに読んじゃいました！更新頑張ってください！ (2017年12月26日 12時) (レス) id: a1d8c37296 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月 - 面白いです！更新頑張って下さい川ωΦ (2017年12月25日 18時) (レス) id: 21fc62fd0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：腹ぺこカボチャ | 作成日時：2017年11月29日 2時
