俺の主 加州side ページ12
加州清光side
手入れが終わり目が覚めたとき、凄くほっとした。
(よかった･･･捨てられずにすんだ･･･)
俺たちの主は、ほとんど感情を見せない。
だから愛されているのか、嫌われているのかもわからない。
唐突だけど、この本丸にはこんのすけがいない。
初期刀の俺が初出陣して帰ってきた時にはもう居なかった。
主に聞いても、
「役立たずだったから」
としか言ってくれなかった。
その時、怪我を負って帰ってきた俺を主は過ごす冷たい目で見た。
それ以来、怪我を負って帰ってくるのが怖くなった。
でも、重傷以上の怪我を負うのが怖いのは、もう一つ理由がある。
隊員が重傷を負ったら撤退して、主に報告、そして、隊長が責任をとって、お守りを持って単騎出陣すること。
1度、そのせいで燭台切光忠が折れてしまったことがある。
俺が練度の低い光忠を庇い、重傷になってしまったとき、光忠は隊長だった。
帰ってきたら主が、
神無「今回の加州の重傷は、光忠のせいだよね？じゃあ、責任とって、重傷になるまで行ってきて。」
と言って、彼を単騎出陣させ、彼は言いつけ通り、(というか、言霊だったようにも思う)破壊寸前の重傷で帰ってきた。
そして、俺の目の前で折れてしまった。
彼は初鍛刀だったから、彼が折れてしまったことは、本丸中で俺と主しか知らない。
今いる燭台切光忠はそのあとの鍛刀できたらしい。
俺が今日怪我した時の隊長は確か、陸奥守だった。
だから、陸奥守が出陣させられているんだろう。
そんな事を考えながら自室に向かっていると、門の方が騒がしくなってきた。
帰ってきたのかな？
謝んないとなぁ･･･
足早に門へ向かうと、破壊寸前の重傷を負った陸奥守と、それを支えるこれまた重傷な安定がいた。
な、なんで安定まで！？
いつもなら隊長だけなのに･･･
安定「陸奥守！陸奥守しっかりして！」
「落ち着け安定！お前も重症だろ！？」
安定「僕を庇ったばっかりに！」
騒ぎを聞きつけたのか、長谷部が走ってきた。
へし「おい、お守りは持っていかなかったのか！？」
安定「持って行ったんだけど、発動させて、帰ろうとおもったら、なんか、青い敵が出てきて、囲まれて･･･」
へし「くそっ･･･!!検非違使か･･･!!!!!」
「な、なんだよそれ･･･!!」
へし「同じ戦場に行き続けると出てくる敵だ。しかし、時代遡行軍ではない、第三勢力らしい。」
「そんな･･･
じゃ、じゃあ、なんで安定まで出陣してたのさ！？」
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ユーユ - 審神者ちゃんが可愛い！まぁ、政府がクズだけど…これからも、応援します。頑張ってください! (2017年12月29日 1時) (
レス) id: 4f8f173553 (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き！！！ - 面白過ぎて一話から一気にお風呂ターイムまで読んじゃいました！！！更新頑張って下さい！応援して居ります！！！青江からです！どうぞ！青「凄く良かったよ？あ、小説の事だよ？ふふふっ応援してるからね？」だそうです！では、さようなら。青「じゃあね。」 (2017年12月26日 16時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
彩斗(プロフ) - 面白くていっきに読んじゃいました！更新頑張ってください！ (2017年12月26日 12時) (レス) id: a1d8c37296 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月 - 面白いです！更新頑張って下さい川ωΦ (2017年12月25日 18時) (レス) id: 21fc62fd0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：腹ぺこカボチャ | 作成日時：2017年11月29日 2時
