ゆうやけ荘 (ページ10)

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9話ページ10

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暇だ……暇すぎる〜〜〜！！！！！
佐久間「暇だぁぁ！！！！！」
執事「大介お坊っちゃま、大声はなるべく慎んでください」
佐久間「あ、ごめん！でもさぁ、暇なんだよねぇ……」
執事「習い事の復習や、学校の宿題などはなされたのですか…？」
佐久間「あや、えっと、、、あ、そう！阿部ちゃんにね！教えて貰おうと思ってたの！」
執事「……私どもがお教えいたしますよ」
佐久間「いや、えと、そうじゃなくて……」
執事「坊ちゃん？」
佐久間「阿部ちゃんね！あの、すごく教えるの上手なの、！俺でもパパッと理解できるくらいに！だから…えと………その、」
執事「では、早く宿題を終わらせる為にも阿部様に会いに行かなくては行けませんね」
佐久間「え…？」
執事「さ、早く出掛ける支度をしてください。終わり次第連絡をいれて頂ければすぐに向かいますので、」
佐久間「っ…！！ありがとう！！！！！！！！では、いってきます！！！！」
執事「はい、いってらっしゃいませ」

俺のお父さんとお母さんは忙しくって、
なかなかお家に居ないけど、

それでも

俺の事を分かってくれてる素敵な執事がいて

俺を普通の人と平等に接してくれる
阿部ちゃんとゆうやけ荘の人達がいて

すっっげぇ、幸せ！！！！

佐久間「あ！阿部ちゃん！！！！！！」
亮平「うぇ！？さ、さくま？？？？なんで？？」
佐久間「にゃはは！阿部ちゃん宿題教えてください！！！！！！！」
亮平「いや、俺今から家帰るところ！！荷物持ってるの分かるでしょ！？！」
佐久間「そこをなんとかお願いします！！！！」
涼太「亮平、荷物もらうから佐久間のとこ行きなよ」
亮平「ええっ！！！」
翔太「佐久間バカじゃん、亮平教えてあげなよ」
佐久間「なっ！翔太には言われたくないもんねーー！！」
翔太「うっせ」
涼太「ほら」
亮平「う、うん………じゃあ、またあとで……」
佐久間「やったぁ！！！！！ありがとう阿部ちゃん！！！！！！！」
亮平「うわっ、ちょっと！暑苦しいから抱き着くなって！！！！」

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