ゆうやけ荘 (ページ3)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:31,274 hit

3話ページ3

side;mg

────

照「よし、今日はもう遅いし寝よう！ゆうくんは……ごめんソファーでもいい？」
ゆう「大丈夫です！」
蓮「俺、課題やらなきゃ、隣でやっても平気？」
ゆう「はい！」
康二「俺の……一郎………」

何だか変なことを言いながら康二くんはよろよろと部屋に戻っていった

翔,涼「おやすみなさーい」
照「おやすみ」

蓮「おやすみ、」

ゆう「……なんか、羨ましい、です」
蓮「なにが？」
ゆう「皆さんすごい仲良しで、おやすみ、って言い合える家族がいるのが良いなーって」
蓮「そう？別に仲良しでも何でもないよ、康二くんなんて、俺に兄ちゃんって呼べってうるさいし」
ゆう「でも、この家すごくあったかくて、本当の家族みたいで羨ましい……」

蓮「……俺達が本当の家族じゃないってこと、知ってんだ」
ゆう「あ、はい、照さんから聞きました」

……ひーくん、そんなことまで話したんだ

ゆう「あの、蓮くん、？」
蓮「あ、ごめん、何でもないや、俺課題取ってくる」

部屋に戻っても

何だかよく分からないけどもやもやした気持ちになった。

戻らなきゃ、そう思うのに少しだけ気が向かない
ちょっと落ち着いてから戻ろう、
もしかしたらゆうくんはもう寝てるかもしれないし、

そう思いながら必要なものを集めた

戻ったら
mg「ゆうくん寝ちゃってる…」

────