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7.喰えない… ページ7

『…喰べる気ないんでしょ!
鬼なのに変なのー』



黒「…私は…喰ってくれと言うお前の方が変だと…思うのだが……。」



このAの発言には流石の黒死牟でも変だと思うのだろう。



猗「少し気づいた事がある。
俺はお前から血の匂いが一切しない。」



そして、猗窩座がAを見てそんな事を気づいたらしい。



『…え!?
いや私、血あるよ?だから生きてんだよ?』



猗「そんなの俺だってわかる」



黒「それは私も同じだ…
…血の匂いがしない。
ましてや、人間の肉の匂いも……しない。」



童「多分俺も、猗窩座殿と黒死牟殿と同じ。
猗窩座殿は女好きで喰ったりはしないだろうけど、俺は正反対だから美味しいかなんてすぐわかる。
でも君、見た目は美味しそうなのに、匂いがしないんだ」



淡々と言う童磨。



さぁ、猗窩座の拳が飛ぶまであと3秒。。。



グシャッ!!



黒「…きりがない2人だ……」



童「ん〜、前よりかは強くなったんじゃないかな?」



猗「…少し黙ってもらえないか?」



『あの、此処私の家なんで…』



Aが言ったのも遅かったが、既に床が童磨の血で汚れている。



『掃除…しよ。』



ポツリとAは言うと、洗面所から雑巾とバケツを持ってきた。



黒「………結論から言うと…どうやら私達は人間を喰わないようだ。」



『え?』



Aは床を拭いていた手を止めた。



黒「いや、喰えないのだ…多分。」



『鬼なのに?』



黒「…あぁ。
人の血自体が匂わない、即ち人間の血が好みではない……」



そんな事、あるの?



Aは聞いた瞬間、驚きで口に出せなかった。



童「わぁ!
2人して何話してるんだろうと思ったけど…
そう言う事だったんだね!
だから匂わないはずだ」



鬼のもめ事も終わったらしく、まだ少し顔の原型が整っていない童磨と、なんか疲れ切ったような感じの猗窩座が話に入ってきた。



猗「じゃあ、俺達は何を喰うんだろうな。」






「「「『……』」」」



しばらくの沈黙。



沈黙の間は大抵童磨以外、真顔だ。←かなり怖い



『ふ、普通のご飯とか!?
ほら、人の食べるご飯!
…食べれるんじゃない??』



Aは適当にそう言った。



童「ちょっと心配だなぁ。
毒とか入ってそう。。」



猗「いや、試してみるのも悪くはないだろう…!」



黒「…」



『じゃ、じゃあなんか作ってみる!』



珍しく猗窩座が本気。



Aは、一体何を作るんだ…!?

8.卵焼き→←6.喰って下さい



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設定タグ:鬼滅の刃 , 逆トリップ , 上弦の鬼   
作品ジャンル:アニメ
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シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています。 (2021年12月12日 1時) (レス) id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
ケチャップ - エレキギターで時空を超えた… (2019年11月21日 18時) (レス) id: 7bf493a5f5 (このIDを非表示/違反報告)
ショウ - エレキギター 無惨様はキャラ崩壊wwwwww (2019年10月20日 19時) (レス) id: 038cd1b127 (このIDを非表示/違反報告)
ポン太 - 鳴女さんうっかりwなんか可愛いww (2019年10月5日 19時) (レス) id: 6845f547ea (このIDを非表示/違反報告)
灰斗くん - エレキギター.......草 (2019年9月29日 23時) (レス) id: 70c0107070 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葉枝 | 作成日時:2019年9月24日 0時

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