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夜、僕がもそもそとベッドで寝がえりをうっていると、ひた、ひたと足音が聞こえた。
薄目を開けてドアのほうを見ると、ゆっくりと開いているところだった。
そのままじーっと見ていると、人影が僕の部屋にそっと滑り込んだ。
Aさんだ。
あちらはまだこっちが起きていることに気づいていないようで…
あ、目が合った。
「なっ、な、なんで起きてるの！？」
「待ってたんだよー」
よっこらせい、と僕が起き上がると逆にAさんはベッドに寝た。
ぱちりと電気をつけると、まぶしいのかAさんは目を閉じる。
長いまつげが、頬に影を落としていた。
な、なにをしているんだい。僕の気持ちは、そのまま言葉になってくれなかった。それぐらい、気持ちが動転している。
僕なんか気にしないで、Aさんは自分のペースでいた。巻き込まれちゃダメだ、僕。
「僕はAさんと話をするために起きてたんだよ」
「うん…私は瑛一の精気を吸うために来たんだよ」
埒が明かねぇ。
僕はやや強引にAさんを起こし、顔を僕の手で固定した。
そして僕と目を合わさせる。手と同じく、ひんやりとした頬。吹き出物一つない陶器のような肌に、僕は少しドキリとする。
当のAさんは一瞬で顔を真っ赤にした。…はて、なんでだろう。
「ちょっと質問なんだけどさ、Aさんって本当にサキュバス？」
「えっ？」
「僕、少し調べたんだ。サキュバスって色気があるってネットに書いてあったけど…」
たまーに妖艶なAさんの様子がうかがえるが、それは稀だ。
今も彼女はベッドに寝転がっているが、襲いたいなどという感情はまったく湧き上がってこない。
ほとんどは顔を真っ赤にしてお転婆しているイメージしかないのだ。
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稲穂 佳子 - セレネ・アステリアさん» アドバイスありがとうございます！また、素敵なイベント参加ありがとうございました！ (2018年12月20日 20時) (
レス) id: a3b52e3a17 (このIDを非表示/違反報告)
セレネ・アステリア(プロフ) - それと、人の心の中の声はなるべく（）で書いて、（）や「」がない所は情景描写にしたほうが良いです♪その点で、上手く書けているところが所々ですがあったので素敵な表現だな、と思いました。これからももっと素敵な小説になる事を応援しています！頑張ってください！ (2018年12月18日 22時) (レス) id: 9b27cabf4c (このIDを非表示/違反報告)
セレネ・アステリア(プロフ) - レスありがとう御座います！お話の内容は素敵で面白いんですが、小説の表示の仕方に少しアドバイスさせて頂きますね！まず、主人公のセリフを『』にしたい気持ちは分かりますが、「」に変えて『』は過去セリフとかに使い分けた方が良いですよ！ (2018年12月18日 22時) (レス) id: 9b27cabf4c (このIDを非表示/違反報告)
稲穂 佳子 - セレネ・アステリアさん» わわ、コメントありがとうございます！まだまだ物語途中ですが、現時点でのアドバイスをください。厳しめ、緩め、どちらでも構いません。よろしくお願いいたします！ (2018年12月18日 22時) (レス) id: a3b52e3a17 (このIDを非表示/違反報告)
セレネ・アステリア(プロフ) - イベントに参加してもらった元、アラーネアです！一応読ませて頂きましたが、イベント参加ということでアドバイスとかいりますかね？もし良ければですが、させてもらっても良いですか？ (2018年12月18日 21時) (レス) id: 9b27cabf4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：稲穂 佳子 | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2018年11月4日 15時
