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「かなり綺麗な子だったな」
新開がそんな事を言ってるのが聞こえた
「確かにとても綺麗だったな
まぁ!!俺には負けるがな!!!!」
「東堂うるせぇ」
まぁ、確かに綺麗だった
んな話をしていたら
『ご注文の品お持ちいたしました』
また、さっきと同じ子が来た
バナナパフェとカフェオレを新開に
ぜんざいと抹茶ラテを東堂に
俺の前にはベプシ
それと白い生クリームみたいなのが乗っている
ケーキが俺の前に置かれた
「え、俺頼んでねぇヨ」
顔を上げると
また、あの笑顔で
『財布を見ていたのでお金があまりないのかと
思いまして
ここの飲食お値段が高いですから…
もし良かったらと思いまして』
見られてたのかヨ
「いいのかよそんな事して
店長とかに怒りないないの?」
すると彼女は
人差し指を口の前におき
『店長や他のお客様には内緒でお願いします』
今度はさっきの優しい笑顔ではなく
イタズラっ子の様な笑顔だった
『それでは、ごゆっくりどうぞ』
軽く頭を下げてまた
カウンターへと向かって行った
「荒北良かったな!!
それはあれだな、レモンパイだな」
「あ、あぁ」
「なんだ靖友
あの子に惚れたのか??」
ニヤニヤと笑う新開の顔がムカついた
「ちげぇーよバァカ」
「いたっ!?」
新開の頭を軽く叩き
俺はケーキを1口
口の中へ運んだ
レモンの甘酸っぱさが
口いっぱいに広がった
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作者名:小湊初音 | 作成日時:2017年9月16日 0時