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「な…っ、なに」


連れてこられたのは人気のない

体育館と校舎を繋ぐ通路




夜の風がマスク越しの顔を逆なでする






「先輩、俺のこと避けてますよね」


「…っ」




二口の言葉に
ドキッと跳ねる鼓動


彼から送られてくる視線に
耐え切れなくなって自身の足元へと目線を変える。




避けてる


そうかもしれないけど
でも、その原因を作ったのは




マスクを取ろうとした二口じゃん



なんて言葉が出そうになったけど



これ以上、この場に2人っきりで居たくないと判断したので






とっさに




「そんなことないよ」




嘘を混ぜた言葉で誤魔化した。


眼鏡の縁にかかる髪の毛を払いのける。




じゃあ行くね




と、二口の反論さえも聞くことなく

体育館に戻ろうと足をだした直後






「は?俺まだ戻っていいなんて言ってないんすけど」



怒りの色を含まれた言葉が

耳を貫いたと思ったら



ぐいっと
奴の大きな手によって手首を引っ張られた。




大きな鈍い音と

感じる背中への痛み

冷え切った感触





目の前に映る、男の顔







瞬時に二口に壁へと抑えつけられている



と、脳が判断する




心拍数は上がって
頬が熱くなる。


だけど、なぜか思考は冷静だった。

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設定タグ:ハイキュー , 二口堅治   
作品ジャンル:アニメ
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ゆうこりん - すごくよかったです!!私は二口くんが先輩の作品も見てみたいです!!お時間があれば作ってください!! (2016年3月8日 5時) (レス) id: 13da980614 (このIDを非表示/違反報告)
砂時計(プロフ) - 真姫那さん» コメントくださり、またこの作品を最後まで読んで下さりありがとうございました。お褒めのお言葉を糧に次回作も頑張ります。ご意見までありがとうございました(*´罒`*) (2016年3月4日 15時) (レス) id: 50a0ce8996 (このIDを非表示/違反報告)
砂時計(プロフ) - ギーシックさん» コメントくださり、この作品を開いて下さりこの度はありがとうございました!お褒めのお言葉、ご意見まで頂きとても嬉しいです(><)これからもこのコメントを糧に頑張ります(*´罒`*) (2016年3月4日 15時) (レス) id: 50a0ce8996 (このIDを非表示/違反報告)
砂時計(プロフ) - まっちゃマカロン 960個さん» コメントくださり、またこの作品を開いて下さり誠にありがとうございます。ご意見まで頂き作者とても幸せです(*´罒`*)次回の作品でもお会い出来ることを願っております! (2016年3月4日 15時) (レス) id: 50a0ce8996 (このIDを非表示/違反報告)
真姫那(プロフ) - すごく面白かったです!私は個人的に国見ちゃんが見てみたいなぁって思います! (2016年3月4日 14時) (レス) id: 59b0b6263f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:砂時計 | 作成日時:2016年2月22日 19時

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