△24．ご飯 ページ26
ガチャリと、音を立てて閉まる、扉
瞬時に静かな空気に部屋中が包まれる
ズキズキとうなる、頭
ぼんやりしながら自身の部屋の壁を見つめていると
脇に挟んでいた小さな体温計が高音で鳴きだす
「……あ」
するりと体温計を取り出し数字を見てみる
「38．……っあ」
体温計にうつしだされた数字を読み上げようとした直後再び、ガチャリと扉が開かれた
視線を向けるとそこにはお粥のはいった耐熱皿を持つ幼馴染の姿が視界に映った。
「何度だったの？」
ベッドの横にある小さな机にお皿等を置き私のほうに向き直る、業君
彼の質問に
「38．6…ぐらい」
揺れる思考を固定させながら答える
いつもの自分の部屋がガンガンと唸る痛みのせいで別の場所のように感じる
「はあ。さっさと食べて寝なよ」
私の答えにため息を吐き出しながらレンゲとお皿を差し出してくる業君
お礼を言いながら業君から受け取ったお粥を口に含む
その間彼はてきぱきと薬と水を準備してくれた
「お、おい…しいっ」
丁度よく冷まされていたご飯をゆっくり口に含む
業君は昔から料理等を自分でこなしている逆に私はまったくできずよくお世話になっていた
久しぶりに食べた業君のご飯に心があったかくなった。
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ひ - ういらぶに似ててすごい好きです！ (2020年12月20日 19時) (
レス) id: ec2559fa1a (このIDを非表示/違反報告)
雫 - とっっても夢主ちゃんが可愛い！カルマ君の素直になれ無い所も良き！あと、砂時計さんの絵を見るまで勝手に眼鏡ほむほむみたいな子をイメージしてたんですy(殴 (2019年5月3日 15時) (レス) id: 9ea55bcbe7 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 私はとてもやる事がなく、暇なので、このサイトを見つけて、砂時計さんの作品を見た時、とても面白くはまってしまいました！文才能力が高くてとても羨ましいです！駄作などではありません！いつも楽しいひと時をありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2019年4月6日 1時) (レス) id: 32e2eab4af (このIDを非表示/違反報告)
yumi(プロフ) - 砂時計さん» どうぞ！というかのせてくれるんですか!?めっちゃ嬉しいです！ (2015年10月27日 20時) (レス) id: 45d29bbcd4 (このIDを非表示/違反報告)
砂時計(プロフ) - yumiさん» おおおお！！素敵なイラストありがとうございますっっ！とても嬉しいですっ、作品の方に載せても宜しいですか？ (2015年10月27日 20時) (レス) id: 2fc4d9fa11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：砂時計
| 作成日時：2015年10月6日 21時
