俗に言う幼馴染ってやつです【赤羽業】

△23．心配 ページ25

ガンガンと、激しい痛みで目が覚めた


意識が戻った瞬間、さらに頭への痛みは拍車をかける。



いまは、何時なのだろうか。そんな疑問を解消すべく熱っぽい体を起こす



「あ、、れ」


朝、起きたときつけていなかった部屋の明かりが視界に写っていることに気づく


それとプラスで額になかったはずの冷却シートの存在に気がついた。




母親が帰ってきたのかなんて思っていると




がちゃり、と自身の部屋の扉が開いた。




「え、え！？なななんでっ」



目に入った赤い髪制服姿からサボったのかな、と感じさせるその姿




幼馴染の業君が入ってきたのだ。


驚く思考

びっくりしすぎてベッドから落ちそうになってしまった。



「っと、危ないっ」


落ちたらどうすんだよ、不細工



と、言葉を吐き出しながら
落っこちそうになった私の体を支えてくれた。


そんな彼の近さに熱っぽかった体がさらに熱くなる


火照る、頬を隠すように寝癖のついたボサボサの髪を揺らした。





「あ、あありがとっ」


お礼を言いながらベッドの上に座り直す。


それに合わせて業君は、すっと体温計を渡してきた



測れ、と催促され促されるままぼんやりする思考を動かしパジャマの上のボタンを数個開け体温計を脇に突っ込んだ。





「あ。お粥とってくるね」



私の行動を見るなり素っ気ない言葉を吐き出して部屋を出て行く業君。




心配して学校を休んでくれたのだろうか。そんな業君の優しさがとても嬉しかった。



それは幼馴染だからかもしれないけど。




△△△

砂時計です、
Twitter始めたのでよかったらお話しなどしたいなぁなんて思っています(＞＜)
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