俗に言う幼馴染ってやつです【赤羽業】

△20．女の子 ページ22

「そっか」



気がつけば業君と別れてからかなり時間が過ぎ去っていた。

静かだった館内が遠くから騒ぎ声が響いてきた。


が、そんなこと気にもせず私と神崎さんは二人で窓から夜の空を見上げていた。



一通り自分の思いを吐き出せた、私は



「あっあのっ。」
「え、、えと。あり、がとっっ」


彼女に全てを聞いてもらい心が少しだけ軽くなれた。


焦る鼓動をなだめながら笑みを向ける。




「Aちゃん。」


すると、神崎さんはそれに答えるように笑みを浮かべながら私の名前を柔らかく呼んだ



あまりにもその笑顔が綺麗で見とれてしまっていた私は彼女の問いかけに答えるのが遅れてしまった。




「あっ…っ。は、はいっ！」

「ふふ。大丈夫？」



が、気にもせず柔らかな笑みを届けてくれる神崎さん。

その笑顔は女の私でもつい見とれてしまうほどのものであった。



そんな彼女は

次の瞬間



「私ね、思うだけど」



「Aちゃんは、その」


好きなんじゃないの？幼馴染君のことが



静かな空間に神崎さんの透き通るような声が響き渡る




「へ、、？」

「業く、んのことはっ、、す、きだよ？」


いつも一緒にいて彼の言葉は心地よくて優しい、そんな業君が好きだ。



「うんん。幼馴染じゃなくて女の子として」

「異性として彼のことが好きなんだよ」




神崎さんの言葉に一層大きく、高鳴る鼓動



抱きしめられたことを思い出し冷めてきていた頬がまた、赤くなり出す。




男の子として私は業君が好きなのかな？


だからこんなに幼馴染っていう関係が苦しいのかな。




それはアガリ症の私が



初めて恋というものに触れた瞬間でした。






△△


(http://uranai.nosv.org/img/user/data/c/2/2/c22e18153939594586f2c7975ddaaade.jpg)

(http://iralog.nosv.org/b/sakuzirou116/1444974819)

作者、ペンタブはあるんですが
絵を描くソフトもっていないんですよ
アナログかイラログでしか描いたことがないので
上手な方がすごく羨ましいですっっ


次の続編のトプ画にしようか迷い中です;

イラログで描いたもの、加工なしを使うか
前のアナログの絵のほうがいいのか、


どっちがいいですかね;

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