第三十話 ページ31
間一髪の所で躱すものの、触手の追撃は止まらない
隙を見ながら、触手に刀で傷を入れていく
何本かの触手に彼岸花が咲く
触手は痺れながら、動きを止める
「痺れる…」
ラヴクラフトはポツリと呟く
(後は毒が回れば…)
直ぐに考えが甘かったと彼女は思い知る
新たに触手が現れ、再び彼女に襲いかかった
いくつかの攻撃は避けるものの、最後の攻撃を避けきれず、彼女の細い身体は弾き飛ばされた
地面に身体が着くやいなや、ラヴクラフトの触手が彼女の身体を締め上げる
『くっ…』
額から血を流しながら、ラヴクラフトを睨む
その時、小屋の扉が開きQを背負った中也が出てきた
『中也さん…危ない…！』
その声は届かず、ラヴクラフトの触手は中也に襲いかかる
中也の身体は振り上げられ、小屋へと叩きつけられた
壊れた小屋から起き上がる中也と…中也を踏みつける太宰の姿が現れる
「むぅ、流石、組合の異能者、驚異的な頑丈さだ」
顎に手を添え、分析する太宰
それに向けて下から中也が声をあげる
「踏むな！…Aは！？」
その時、太宰たちに向けて触手が飛んでくる
太宰は何かに気づき、避けずに攻撃を受ける
「太宰ィ！？」
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五月雨花火(プロフ) - だいすこです (2019年5月14日 2時) (
レス) id: 2c3e029119 (このIDを非表示/違反報告)
謝花 - 更新楽しみにしてます！ (2019年5月13日 17時) (レス) id: cfb76e4621 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れおぱ | 作成日時：2019年5月9日 11時
